自分がミスショットをしたとき…47%
スロープレーやマナーの悪さ…42%
同伴者やキャディとのコミュニケーション…11%
→これがゴルファーの3大イライラだ!
となると、ミスを減らし、スコアを崩さないようにするには、イライラ、怒りをコントロールすることが大切になります。そこで気になるのは、昨今話題にのぼる、怒りの感情と上手につき合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」。日本アンガーマネジメント協会の代表理事である安藤俊介さんに、ラウンド中、どうやって怒りをコントロールしたらいいのか、アドバイスをいただいた。
ベスポジからチャックリ、でもそのあとの6秒がキモ
深呼吸は「息を吸う」からはじめがちですが、「息を吐く」からはじめてください。3秒かけて息を吐けば自然と体が緩んで、リラックスしてきます。そして吐き終わったら、次に3秒かけて吸う。3秒+3秒で6秒。この6秒が経てば怒りの感情も落ち着くものです。
3大イライラ・ミスショットが頭を離れないときは
とにかく“今”だけに集中するべきです。たとえば足の裏だけを意識して歩くだけでも、過去を振り返らなくなります。また、今の自分の状態を言語化(実況中継)すると、理性が働いて感情を抑制してくれます。
3大イライラ・マナーの悪さが気になってしまうときは
イライラを引き起こす対象から目を逸らすのが一番です。景色などを見ることで、対象を視界から消してみてください。待ち時間があるときには、風景や花など、いいなと思ったものをスマホで撮るのもオススメです。
3大イライラ・面倒な同伴者、キャディに対応するには
対象者と距離を置くしかありません。イライラを我慢してまで会話をしようとはせずに、物理的に離れることを考えてください。たとえばショットをしたら、カートには乗らずに自分のボール地点までスタスタ歩いて行ってみるのもアイデアです。
イラスト/オゼキ イサム 写真/Getty Images 文/真鍋雅彦
ALBA805号より転載