ゆったりジョグは体幹を鍛えるにもイイ
(※ALBA760号掲載記事を転載)
■正しいフォームはスイング軸が安定する
坂本氏)60歳を過ぎてゴルフをはじめてハマったけど、いいスイングをするには腹筋や下半身が大切。体幹を鍛えるにはやっぱりランニングが一番です
野田すみれ)私も週3回走りますが、体幹強化はスイング軸安定につながります。
坂本氏)初・中級者は目標を高くしないことです。1kmを7〜8分のペースのジョグでいい。まずは20分。徐々に時間を伸ばせばいいし、いきなり走るとケガになります。
野田)走りながらしゃべれるペースなら続けられそうですね。
坂本氏)意識したいのが、正しいフォーム。姿勢を真っすぐにして、しっかり足で蹴ることが大事。ゆったりジョグでも十分体幹強化につながりますからね。ケガの予防にもなるんですよ。
正しい走り方はカカト外から着いて親指で蹴る
親指あたりで地面をけれれば大きな推進力が生まれる。その際、つま先は進行方向を向いているのが理想となる。
一方、つま先で着地すると体が前につんのめりやすく、ブレーキがかかってしまう
<ポイント>
歩く時も同じだが、下半身は地面と垂直に保ち胸は開くイメージで正しい姿勢に
足裏全体の意識でケガを予防
<ポイント>
しっかり足で蹴る
ソールの減りでセルフチェック
<ポイント>
斜めに足を動かす
3段階のスピードで効果的に体幹を鍛えられる
普段の歩きとスピードアップさせた速歩。そこから胸を大きく振ってさらにスピードアップさせた急歩。そしてジョグと段階を踏めば、無理なく体幹が鍛えられる
<ポイント>
歩行&速歩 時速4kmと言われる歩行に対し、速歩は時速6kmが目安。1時間も歩けば立派な運動になる
急歩 速歩を早めた急歩は腕の振りが早く大きくなる。急歩を高めると走る方がラクになる、ポイントにぶつかる
ジョグ 慣れてきたら、いよいよジョグへ。急歩から上半身をやや前に傾けると脚が前に出てジョグになる
R・マキロイも実践!芝生の上で走るとバランス力アップ
ローリー・マキロイをはじめ、トッププロも実践するランニング法だ
プロフィール ー60歳を過ぎてゴルフにドハマリー
日本テレビ『24時間テレビ』のマラソンプロデューサーとして歴代のタレントを指導。「湘南国際マラソン」などの企画や運営も。60歳からゴルフに夢中
■野田すみれ(のだ・すみれ インストラクター)
ジュニア時代から走ることが大好きなゴルフインストラクター。17年PGAP(フィリピン・プロゴルフ協会)ティーチングプロ資格を取得