ALBA Net  ゴルフ
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トラッド風のデザインが映えるニットのブルゾン

店頭でさまざまなリクエストに応えながら、ウエアを薦めるヴィクトリアゴルフの敏腕スタッフ。ゴルフメディアからファッション誌まで手がける腕利きスタイリストとファッションライター。旬のゴルフウエアを彼らはどう見ているのか?

配信日時:2019年11月20日 06時00分

風を通しやすそうなところがニットの弱点だが、化繊の裏地をつけることで風にも強くなっている。今回の目利きである、ヴィクトリアゴルフ新宿店の佐藤千春さんによれば、カジュアル志向のゴルファーは、こうした防風仕様のニットブルゾンを好むという。

化繊の裏地があれば防風ブルゾンを着ているのと同じです

「普段着ならそれほど気にしないのかもしれませんが、北風が吹きぬけるコースで着ることを考えると、風を通しやすいニットはちょっと躊躇します。ですからゴルフウエアのニットには、風を通さない化繊の裏地が必要条件ですね。これさえ備えていたら、ナイロンなどのウインドブレーカー風アウターを着ているのと変わらない防風効果が期待できます。きちんと裏地で風を防げるニットブルゾンは、化繊の中綿ブルゾンなどにも負けないほど人気があります」。

「あまり見た目のスポーティさを求めず、しかも普段着としても着たい人にはこうしたブルゾンはおすすめです。しかもこのニットブルゾンは防風裏地がしっかりと伸縮するので、見た目以上に動きやすく、さらに後ろ身頃には中綿が入っているので、寒さに強いアンダーウエアとこのニットブルゾンの組み合わせなら、暖かさも十分に満足できると思います」。

「もしも中綿が前身頃にも入っていればもっと暖かいのかもしれません。けれどここにはちょっとした計算があるのではと思います。あまり気にすることはないかもしれませんが、フロントのジッパーというのが意外に重い。それによってニットが引っ張られて腰やおなかまわりにもたつきが出ることもあります。そこで後ろ身頃の中綿が、前後の重さのバランスをとって、着姿をきれいに見せる役割も担っているのではと思いますね」。


ウール+アクリル+ポリエステル 防風
¥19,000(カッター&バック)
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今日の目利き
佐藤千春
(ヴィクトリアゴルフ新宿店ゴルフウエア担当)

商品の企画、販売と10年近くゴルフウエアに携わる。商品企画として作り手側にいた経験から、商品にぶら下がっている機能を示すタグだけではわからない、隠れた機能や使い勝手のよさを見抜いていくエキスパート。

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