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カジュアルよりスポーティ優先のジャージ

店頭でさまざまなリクエストに応えながら、ウエアを薦めるヴィクトリアゴルフの敏腕スタッフ。ゴルフメディアからファッション誌まで手がける腕利きスタイリストとファッションライター。旬のゴルフウエアを彼らはどう見ているのか?

配信日時:2019年11月11日 06時00分

このところおしゃれ目線で見られるジャージのアウターだが、そもそもはスポーツウエア。今回の目利きである、ファッションライターの瀧川修平さんによれば、ゴルフウエアとして活用するなら、今どきの街着のようなルックスにならないようにするのが肝心らしい。

裾や袖口に絞りのないところがスマートアスリートっぽさ

「ジャージのアウターはそもそもスポーティなウエアのはずなのに、このところ街中で、ファッションとして着ることが増えたせいか、カジュアルアイテム化してきたような気がします。ところがこのアウターはスポーツウエア感の方が断然強い。なのに、脱いで肩にかけたり、腰に巻いたりしてもサマになりそうです」。

「カジュアルアイテム化したジャージのアウターは、裾にリブがついていることが多い。そのためオーバーシルエットに見えてしまうことがあります。ところがこれは裾にリブがなく、シルエットもすっきりしているので、スタイリッシュなルックスになります。またフィット感もあるので、冬場はミドラーとしても使えそう。街着のジャージとは違って、スポーツすることをきちんと意識していますね」。

「あと、しゃれているなと思えるのがちょっとしたレトロ感覚です。胸のあたりに使われている薄いブルー、この色ってあまり見かけないですよね。昔の体操着のようにも見える。でもとても効果的で、あえて狙っているのかなとも思えます。バリバリのアスリート感もありつつ、気負いのないレトロっぽさもうまく計算している。なかなかの出来栄えですね」。


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今日の目利き
瀧川修平(ファッションライター)

ファッション誌の編集者を経て独立。ファッションライターとして『LEON』、『MADURO』などで活躍中。ゴルフウエアも含むファッション全般の原稿を手がける。ゴルフウエアの好みは普段着とボーダーレスに着られるようなタイプという。

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