ジッパーを上げたら、アゴの下が隠れるくらいが理想です
「スポーツライクなパーカとは薄手でほどよくフィット感があり、フロントのジッパーを上げると、アゴの下まで隠れるくらい長さがあるタイプです。この長さがカジュアルウエアのパーカとの違いだと思いますね。試着する男性ゴルファーもジッパーをきっちり上まで上げています。アゴに当たるか、当たらないかくらいの長さがいちばん鬱陶しく感じるのだそうです」。
「もうひとつ。このタイプのパーカのメリットは、垂らしたフードの収まりがよくスマートに見えること。このパーカもまさにスポーツライクで、フードもすっきりと見えます。そして薄手ですが裏地に発熱効果があり、外の空気を入れず、暖かさを保ってくれます。霜降りのグレーとブラックの組み合わせが、パーカらしさとアスリートっぽさをうまくミックスしてくれています」。
佐藤千春
(ヴィクトリアゴルフ新宿店ゴルフウエア担当)
商品の企画、販売と10年近くゴルフウエアに携わる。商品企画として作り手側にいた経験から、商品にぶら下がっている機能を示すタグだけではわからない、隠れた機能や使い勝手のよさを見抜いていくエキスパート。