今回は、ゴルフシューズについてのお話です。
何かと用具が必要なイメージがあるゴルフですが、シューズもゴルフのアイテムとして必要です…… しかし、初めてのゴルフ。これから続けるかは未定という段階であれば、シューズなしでコースデビューしても何ら問題はないのです。
ゴルフコースの芝生を傷つけないことが求められますので、ソールがあまり凸凹していないスニーカーを履くか、コースに備え付けの貸しシューズを履けばOKです。スニーカーの場合、ゴルフコースが禁止されている場合もありますので、事前の確認は必要ですが、まず問題はないと思います。
平成が始まった頃までは、ゴルフシューズを「スパイク」と呼ぶゴルファーもたくさんいました。他のスポーツのように、芝生の上で滑らないようにソールに金属製の鋲が付いていたからです。野球やサッカーは接触するプレーがある関係で、スパイクの鋲は安全で比較的大きなものですが、当時のゴルフシューズは、華道で使用する剣山のような釘状の鋲が付いていたのです。
ある程度ゴルフをするようになってくると、敏感な人ほどシューズにこだわりを持つようになります。昔は、本革でできた高額なシューズを一生モノとこだわって修理しながら履くというステータスもありましたが、現在では機能性を重視したり、ファッション性を重視したり、多種多様な価値観に対応してゴルフシューズはラインアップされています。
ゴルフコースに行き、自慢のシューズに履き替えた瞬間に、ヒーローやヒロインのよう誰でも変身できるアイテムがゴルフシューズだと考えると、ゴルフシューズを履きたくなってくるはずです。
ゴルフシューズでスコアが変わるいう話は面白いのですが…… それはまた、別のお話。
文・篠原嗣典/画像・GettyImages