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宮里藍、横峯さくらが女子プロ人気を牽引した平成17年(2005年)【雑誌「ALBA(アルバ)」で振り返る平成のゴルフ】

【主なできごと】 小泉劇場、郵政解散。ディープインパクト3冠達成。クールビズはじまる。レクサス国内販売開始。<br> 【賞金王/女王】<br> 国内男子:片山晋呉<br> 国内女子:不動裕理<br> 米国男子:タイガー・ウッズ<br> 米国女子:アニカ・ソレンスタム<br> 【平成17年に発行された号】 427号(平成17年1月13日発行)〜450号(平成17年12月27日発行)

配信日時:2019年4月15日 19時00分

ついに「平成」が2019年4月30日で幕を閉じる。
この30年、ゴルフ界もさまざまな出来事があった。

そこでALBA.Netでは、平成の30年間を走り続けてきたALBA.Netの兄弟メディアである雑誌「ALBA-TrossView(アルバ-トロスビュー)」で、平成のゴルフを振り返る。

ALBA.Netが誕生する前年、平成18年(2006年)までを当時の記事とともに振り返ろう。
前年から続く女子プロブームを宮里藍と並んでリードした横峯さくら。この年、ツアー初優勝。またアメリカで男子の大会に参戦したことも話題に。ALBA443号

前年から続く女子プロブームを宮里藍と並んでリードした横峯さくら。この年、ツアー初優勝。またアメリカで男子の大会に参戦したことも話題に。ALBA443号

「トッププロのゴルフ手相占い」ALBA428号

年のはじめにトッププロの平成17年のゴルフ運を手相で予想。前年5勝でツアーをもりあげた宮里藍は、テクニックが優れパワーもあり粘り強いと占われた。それを裏づけるかのようにこの年も6勝をマーク。

さらに手相からは海外挑戦は早いほどいいという見立て。それに後押しされたわけではないだろうが、翌平成18年から米ツアーに参戦。その後の活躍はみなさんもご承知の通り。ちなみにこの年の賞金王に輝いた不動裕理の手相は、追いつめられるほど力を発揮。宮里藍というライバルの出現が活力源となると占われていた。

「経営刷新、サービス一新で満足度アップ! あのゴルフ場は今」ALBA434号

この頃は平成不況の真っただ中。相変わらずゴルフ場の破綻のニュースは絶えなかった。かつて一度はつぶれてしまいながら、再び活気を取り戻したバツイチコースを紹介している。取り上げられているのは美浦GC、キングフィールズGC、習志野CCなど有名コースも多い。

PGMやアコーディアなど経営母体が変わりながら、再びゴルファーから支持を集め、現在にいたることに。その変革のプロセスの一部が垣間見られる。今でもゴルフ場経営は厳しいという話をよく耳にするが、この時代はその荒波は大きかったはずだ。

「夏休み 子供と練習場へ行こう!」ALBA441号

昨今のジュニア向けのスクールには、ゲームでゴルフが好きになり、リアルを体験したいとお稽古ごとのひとつとしてゴルフをはじめる子も多いようだが、この当時の動機づけは藍ちゃん4歳、さくらちゃんは8歳からゴルフをはじめた。そろそろウチの子供にもゴルフを教えるか、というもの。

何からはじめたらいいのか、どんなことを教えたらいいのか、お父さんがやるべきことを井上透がレクチャー。大切なのは楽しく伸び伸び。子供を飽きさせることなく続けさせること。お父さんは教え魔にならず、基本だけ教えて自由にやらせた方が伸びるとされている。大人用のクラブを子供向けにリメイクする方法やジュニア歓迎のコース紹介も。

「米ツアー6年目、丸山茂樹のアメリカン・ドリーム」ALBA442号

これから滑走路を駆け抜けんとする飛行機は、丸山茂樹がチャーターしたプライベートジェット。大会会場があったシカゴから、全英が開催されるセントアンドリュースへ向かうところだ。

当時のアメリカツアーでもプライベートジェットで移動するのはタイガー・ウッズなど、ほんのひと握りのプロだけ。プレーに集中するために、移動のタイムロスやトラブルを避けることに、コストを惜しまないのは世界のトッププロであることの証。まさにアメリカン・ドリームを体現したひとコマだ。

「ALBA Lifescape ツアープロのノーブルな休日 矢野東」ALBA444号

颯爽と波に乗るのは矢野東。ツアープロの休日の姿を紹介する連載の中にある上の写真は、まるでおしゃれなライフスタイル誌のひとコマのよう。ALBA.Netの矢野東のプロフィールでも、趣味の欄にはサーフィンとある。

記事によれば、サーフィンはオフのフロリダ合宿でトレーニングの一環としてはじめたという。そしてこの当時、サーフィンは純粋な趣味。それでも休日はどんなに疲れていても、朝から海に入るという。プロゴルファーの中で“サーフィン”というスポーツがもっとも似合う男という言葉も出てくるが、それは今も変わらないかもしれない。

「ビジネスモードから至福の時間へ 上海でゴルフ」ALBA446号

この当時の中国はすでにアジアの経済成長の中心であり、前年には経済成長率は9.5%、名目GDPが世界5位(日本は2位)と、まさにイケイケ状態だった。この時点での上海周辺のゴルフ場は18ヶ所だが、翌年には37ヶ所になるという、上海ゴルフのブレイク前夜だった。

取材を受けている上海駐在のビジネスマンたちは、週に1回はラウンドしているが、ここ数年日系資本に加えて、中国、台湾資本のゴルフ場が相次いでオープンして魅力的なコースが急速に増えていると語っている。誌面でもいくつかのコースが紹介されているが、上の写真にある、ホール脇に運河が流れ船も通り過ぎる余山ゴルフコースは、後年WGCシリーズのHSBCチャンピオンズ開催コースとなり、平成28年には松山英樹が優勝を飾っている。

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