この30年、ゴルフ界もさまざまな出来事があった。
そこでALBA.Netでは、平成の30年間を走り続けてきたALBA.Netの兄弟メディアである雑誌「ALBA-TrossView(アルバ-トロスビュー)」で、平成のゴルフを振り返る。
ALBA.Netが誕生する前年、平成18年(2006年)までを当時の記事とともに振り返ろう。
「トッププロのゴルフ手相占い」ALBA428号
さらに手相からは海外挑戦は早いほどいいという見立て。それに後押しされたわけではないだろうが、翌平成18年から米ツアーに参戦。その後の活躍はみなさんもご承知の通り。ちなみにこの年の賞金王に輝いた不動裕理の手相は、追いつめられるほど力を発揮。宮里藍というライバルの出現が活力源となると占われていた。
「経営刷新、サービス一新で満足度アップ! あのゴルフ場は今」ALBA434号
PGMやアコーディアなど経営母体が変わりながら、再びゴルファーから支持を集め、現在にいたることに。その変革のプロセスの一部が垣間見られる。今でもゴルフ場経営は厳しいという話をよく耳にするが、この時代はその荒波は大きかったはずだ。
「夏休み 子供と練習場へ行こう!」ALBA441号
何からはじめたらいいのか、どんなことを教えたらいいのか、お父さんがやるべきことを井上透がレクチャー。大切なのは楽しく伸び伸び。子供を飽きさせることなく続けさせること。お父さんは教え魔にならず、基本だけ教えて自由にやらせた方が伸びるとされている。大人用のクラブを子供向けにリメイクする方法やジュニア歓迎のコース紹介も。
「米ツアー6年目、丸山茂樹のアメリカン・ドリーム」ALBA442号
当時のアメリカツアーでもプライベートジェットで移動するのはタイガー・ウッズなど、ほんのひと握りのプロだけ。プレーに集中するために、移動のタイムロスやトラブルを避けることに、コストを惜しまないのは世界のトッププロであることの証。まさにアメリカン・ドリームを体現したひとコマだ。
「ALBA Lifescape ツアープロのノーブルな休日 矢野東」ALBA444号
記事によれば、サーフィンはオフのフロリダ合宿でトレーニングの一環としてはじめたという。そしてこの当時、サーフィンは純粋な趣味。それでも休日はどんなに疲れていても、朝から海に入るという。プロゴルファーの中で“サーフィン”というスポーツがもっとも似合う男という言葉も出てくるが、それは今も変わらないかもしれない。
「ビジネスモードから至福の時間へ 上海でゴルフ」ALBA446号
取材を受けている上海駐在のビジネスマンたちは、週に1回はラウンドしているが、ここ数年日系資本に加えて、中国、台湾資本のゴルフ場が相次いでオープンして魅力的なコースが急速に増えていると語っている。誌面でもいくつかのコースが紹介されているが、上の写真にある、ホール脇に運河が流れ船も通り過ぎる余山ゴルフコースは、後年WGCシリーズのHSBCチャンピオンズ開催コースとなり、平成28年には松山英樹が優勝を飾っている。