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テーラー、ピン、キャロウェイ……クイズ「偽物クラブ」はどっち?

ゴルフ界では古くから人気のあるモデルの見た目だけを模倣した「偽物クラブ」が出回っている。特に最近の「偽物クラブ」は作りが精巧で、一見しただけでは本物と判別できないものが増えている。そこで、本物と偽物の写真を使い、どっちが「偽物クラブ」か、クイズ形式で出題。総合ゴルフショップとして中古クラブを取り扱う「ゴルフパートナー」の目利きのプロに、「偽物クラブ」の見分け方も教えてもらった。 撮影・構成/田辺直喜

配信日時:2025年9月4日 13時00分

【答え】偽物は黒を基調としたカラーになっている

『Qi35MAX ドライバー』の本物はカラーがグレーなのに対し、偽物は黒を基調としたカラーになっている。フェース近くに備わっている「スピードポケット」も、「偽物クラブ」は色を変えただけで何も埋め込まれていない

『Qi35MAX ドライバー』の本物はカラーがグレーなのに対し、偽物は黒を基調としたカラーになっている。フェース近くに備わっている「スピードポケット」も、「偽物クラブ」は色を変えただけで何も埋め込まれていない

偽物は右。ヘッド全体のデザインやロゴは酷似しているが、グレーカラーの本物に対し、右の「偽物クラブ」は黒を基調としたカラーになっている。またフェース近くのソールに付けられた「スピードポケット」も、本物は異素材を埋め込んでいるが、「偽物クラブ」は色を変えただけで何も埋め込まれていない。

極め付けは重量だ。ヘッドを測ると、本物は「198.5グラム」に対し、偽物は「213.5グラム」。シャフトを装着した状態で総重量を測ると、「偽物クラブ」はまさかの「352.4グラム」で、バランスは正規品ではあり得ない「E7.5」になっていた。いくら見た目が似ていても、ここまで重いクラブではまともにスイングすることはできないし、思い描いた飛距離を得ることは不可能だろう。

本物は「198.5グラム」に対し、偽物は「213.5グラム」と15グラムも重い。安価な素材を使用して作られるため、「偽物クラブ」は総じて重い傾向にある
シャフトを装着した状態の総重量はまさかの「352.4グラム」で、バランスは「E7.5」になっていた。これでは理想の飛距離を得られるはずもない
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本物は「198.5グラム」に対し、偽物は「213.5グラム」と15グラムも重い。安価な素材を使用して作られるため、「偽物クラブ」は総じて重い傾向にある

■『Qi35MAX ドライバー』の見分け方まとめ

・ヘッドカラーがそもそも違う
・「スピードポケット」が埋め込まれていない
・ヘッドもシャフトも異様に重い
・シャフト先端のスリーブの形状が微妙に違う
・シャフトのスペック表記の太さが異なり、デザインの位置もズレている

ソール同様、クラウン側も「偽物クラブ」は黒を基調としたカラーになっている
シャフト先端のスリーブの形状が微妙に違う。見た目では判断しにくいが、ヘッドを取り外す際にスムーズに行えないなどの弊害がある
同じ長さのシャフトでも、「偽物クラブ」はデザインの位置が先端側に寄っている。また、スペック表記の文字の太さが違うなど、よく見ると異なる点が多い
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ソール同様、クラウン側も「偽物クラブ」は黒を基調としたカラーになっている

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