スパイクマークによる傷は無罰で直せるようになった
新ルールでは、グリーンのプレーの線上の損傷箇所は無罰で直せる。ただしホールの摩耗や自然の凸凹・欠損は直せない(規則13.1c参照)。
【主なものを別記】
<直せる>
ボールマーク、スパイクマークなどのシューズによる損傷、用具や旗竿や乗り物による擦り傷やくぼみ、古いホールの埋め跡、芝の張り替え跡、動物の足跡など
<直せない>
エアレーションの穴、散水、雨、その他の自然の力による損傷、雑草、地肌が露出した区域、病気または生長がまばらな区域、ホールの自然な摩耗
☆こんなときどうする?☆
前の組や同伴者が旗竿を立てたままのカップインしたボールを取り出すときにできたホールのふちの凹凸や傷は直してもいいの?
↓
人や外的影響によって生じるあらゆる損傷は直せる。規則に「旗竿が原因となる擦り傷や窪み」は直せるパッティンググリーン上の損傷の例として記載があり、スパイクマークやボールマーク同様に無罰で修復ができる(規則13.1c参照)。
リプレース後に自然に動いたりうっかり動かした場合は無罰で元の位置へ
新ルールでは、リプレース後に自然に動いたりうっかり動かした場合は無罰で元の位置へリプレースすることができる。
グリーン上でプレーヤーやそのキャディが、携帯品をうっかり落とすなどして偶然にボール(ボールマーカーを含む)を動かした場合、無罰で元の場所にリプレースとなる。
また、風や水、傾斜など自然の力が動かしたボールは、ボールマーカーを置いてリプレースする前ならばボールが止まった位置からプレー、リプレース後ならば元の位置にリプレースし直してプレーとなる。
つまりリプレース後に動いたボールは、原因が何であれ元の位置にリプレースということになる(規則13.1d参照)。
ボールの転がりに影響しなければキャディがラインに直接触れても無罰
グリーン上にあるボールを打つ前、プレーヤーやそのキャディはプレーのラインを示すために手や足、持っている物でグリーン面に触れてもOKとなる。ただし当然ながら、そのときにストロークに影響を及ぼすような改善をしてはいけない。
キャディがボールを勝手に拾っていい
新ルールでは、パッティンググリーン上の球をキャディがマークして拾い上げるときにプレーヤーの承認はいらなくなった。
旗竿をホールに残したままストロークすることを決めてから打ったボールは、旗竿に当たっても無罰
新ルールでは、プレーヤーが旗竿をホールに残したままストロークすることを決めてから打ったボールは、旗竿に当たっても無罰。
サブグリーンからのプレーはスタンスがかかっても禁止
【推奨プレー】「旗竿から遠い人から」にこだわらず、打つ準備が整った人から
その際は、打球事故が起こらないように安全を間違いなく確保できることが必須条件となり、複数のプレーヤーが利便性や時間節約のために同意していることなども欠かせない。
つまり、レディーゴルフの場合、打つ前に同伴競技者にひと声掛けてOKをもらってから打つこと(規則5.6b参照)。
大好評、戸張捷のルール&マナーも合わせてチェック!
分からない用語はゴルフ用語集でチェック!