選手たちが続々と、「マスターズ」の招待状を受け取っている。昨年、プレーオフでローリー・マキロイ(北アイルランド)に敗れたジャスティン・ローズ(イングランド)は22日、主催するオーガスタ・ナショナルGCから届いた招待状を、自身のSNSに掲載した。
2026年のマスターズは4月9日に開幕。緑色の封書の中には、名前が手書きの美しい招待状。ローズは「マスターズはいつも、少し早めのクリスマスギフトを贈ってくれる」とコメントを添えた。
また、DPワールド(欧州)ツアー「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」を終え、25年の世界ランキングポイント獲得試合がすべて終了。同日付で発表された世界ランキング50位までに、マスターズ出場権が与えられた。
同大会で2位に入ったライアン・ジェラルド(米国)が57位から46位に順位を上げて滑り込み。ミンウー・リー(オーストラリア)、キム・シウー(韓国)、アレックス・ノレン(スウェーデン)など新たに13人を加え、現在、出場権を得るのは86人となった。
マキロイ、タイガー・ウッズ、スコッティ・シェフラー(ともに米国)、ジョン・ラーム(スペイン)、そして21年覇者の松山英樹など、歴代チャンピオンは総勢20人。日本勢では「日本オープン」を制した片岡尚之も出場権を得ている。
マスターズは4つのメジャー大会の中でもっとも出場人数が少なく、1996年以降で100人を超えたことは一度もない。
マスターズの出場チャンスはまだ残っている。1月「ラテンアメリカ・アマチュア選手権」と2月「南アフリカオープン」の勝者、1月に開幕する米国男子ツアーのマスターズ前週までの12大会の勝者が、出場権を獲得。また、開幕直前の世界ランキング上位50人にも、最後の招待状が贈られる。(文・武川玲子=米国在住)
