来シーズンのPGAツアー出場権をかけたウェブドットコムツアー・ファイナルズ最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」も予選ラウンドが終了。すでにウェブドットコムツアーの上位25名枠でツアーメンバーの権利を獲得している選手を除いた賞金ランキングで、25位以内に入らなければならない石川遼は、トータル6アンダー45位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。
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今大会を20位以内で終えればシード獲得ラインとされている3万8,000ドルに手が届くと見込まれていた石川。2日目こそ“65”のビッグスコアで予選落ちは免れたが、現在賞金ランク22位の立場を考えると、いぜんとして厳しい状況にいることには変わりない。
その最たる理由としては、賞金ランクで石川のすぐ下につけるスティーブ・ウィートクラフト、サム・ソーンダース(ともに米国)が優勝争いを演じている点。残り2日間でよほどのことがない限り、彼らのシード権はほぼ約束されたと言っていいだろう。
また、賞金ランク25位のキャメロン・パーシー(オーストラリア)も予選通過。さらに、同29位のマット・ハーモン(米国)、順位はグッと下だが、41位のブルット・ドレウィット(オーストラリア)、43位のカルロス・オルティス(メキシコ)、46位のジュリアン・エトゥレイン(アルゼンチン)、49位のキャメロン・トリンガル(米国)らも上位につけており、彼らにも一発逆転のチャンスは十分に残されている。生き残りへの切符を掴むためには、下位からの追撃も振り払わなくてはならないのだ。