―― 今はそれができる?
今はイメージできる。できそうだなって思いながら打てるという感じですね。イメージはできて、それで打てない時があるというのが今。ミスになってボギーとかダボ打ったりしますけど、最初からできないと思ってあきらめてやらないでパーで行くよりも、できそうだなって思ってる感覚持ってる方が全然楽しい。
最初から“俺にはできない”と思ってドライバー打たない。スプーンも打てないわ…じゃあアイアンで刻んでみんなより遠いところから打って、何とかグリーン乗せてパーでした。それを続けて予選通ったとしても…。今の、ドライバーを打つイメージしてワクワクしながら打ったものがミスになった。池に入りました、ダボですってなって予選落ちのほうが僕としては光はあるんです。
―― 結果につながらなくても…?
もちろん、イチかバチかでトライしての失敗は何も生まれないと思う。でも、自分でできると信じてイメージして、ちゃんとできそうと思って打ってミスしたときってすぐ原因がわかるんです。もどかしさはあるけど、打つ前の“こうやって打ってやる”とか、“こういう風に打ったらこういう風にいく”というワクワク感が今あるから。その光ですかね。その光って楽しさだと思う。その光がないときはスコアがよくても絶対楽しくないですね。
「周りから見ると苦しい状況かも―」 第3回に続く