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全英オープンはすっきり全力投球!【舩越園子コラム】

全英オープンはすっきり全力投球!【舩越園子コラム】

配信日時:2016年7月11日 17時05分

辞退者続出の中、日本の松山も辞退を表明…
辞退者続出の中、日本の松山も辞退を表明… (撮影:岩本芳弘)
 思えば、昨年の暮れごろまでは、リオ五輪を辞退する選手がそれから半年の間にこれほど増えることになろうとは想像もしていなかった。


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 だが、今年の春ごろから現地で蔓延するジカ熱が報じられ、一番に辞退を表明したのはフィジーのビジェイ・シン。続いて、オーストラリアのアダム・スコットがタイトなスケジュールを理由に辞退を発表すると、マスターズ後は南ア勢が辞退を伝え、現地の治安悪化のニュースが日に日に増えつつある全米オープン前後には辞退が続出。先週は日本の松山英樹も、ついに辞退の意志を表明した。
 
 それからも辞退者はさらに増えているのだが、その中で、これまでの辞退者からは聞かれなかった辞退の理由を示したのは、ジンバブエのブレンドン・デヨングだった。

「僕には米ツアーの3試合を休んでリオ五輪に行けるほどの余裕がない」

 デヨングが言った「余裕」の意味は、経済的、あるいは時間的、体力的余裕ではなく、「ポイントの余裕」を指していた。現在、彼はフェデックスカップランキング160位。来季の米ツアー出場権を維持するためには、残り少ない終盤戦でポイントを稼ぎ、125位以内に入らなければならない。

 リオ五輪に出るとなれば、移動や疲労を考慮した場合、トラベラーズ選手権、ジョンディア・クラシック、ウインダム選手権の最大3試合を犠牲にすることになるのだが、「自分にはそんな余裕はない。五輪でメダルと栄誉を目指している場合ではない」と判断。米ツアーの終盤戦に出てポイントを稼ぐ道を選択したというわけだ。

 デヨング以前に五輪出場を辞退した選手たちの間から、デヨング同様の理由が聞かれなかったのは、言うまでもなく先の辞退者たちはすでにシード安泰の選手たちばかりだったからだ。だが、「目の前の試合を優先したい」「現在の立場や環境こそが大事」と考えることはプロゴルファーとしては当然の姿勢。デヨングが示した理由は、ある意味、プロとしての基本形と言えるのかもしれない。

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