2015年のメジャー第3戦「全英オープン」は、スコットランドにあるセントアンドリュース・オールドコースを舞台に16日(木)に開幕を迎える。松山英樹は東北福祉大の1つ上の先輩にあたる富村真治と共に、18ホールの練習ラウンドを行った。
スピースと笑顔で握手をかわす松山英樹
スコットランドらしい冷たい雨の降るコンディション。この日発表されたペアリングではメジャー3連勝を目指すジョーダン・スピース(米国)と同組となるなど、大きな注目を集める23歳だがその表情はさえなかった。練習ラウンドではショット後に手を離す場面も多くみられ、グリーン上でも3パットを重ねるなど本戦へ向けては精彩を欠く内容となった。
それでも、ラウンド中はグリーンのすぐ右に道路が走っている17番でアスファルトの上からチップショット。さらに、グリーンの約30ヤード手前からパターでアプローチするなど、セントアンドリュースならではの引き出しを増やす作業も精力的に重ねた。ホールアウト後はパッティンググリーンで時間を過ごすと、口を結んだまま迎えの車に乗り込んでコースをあとにした。
火曜日は練習ラウンドを行わず、練習場での調整にとどめる予定。今季のメジャー2試合に続き、周囲の喧騒の外に自らを置いて開幕までの時間を過ごしている。