ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

米国男子ゴルフ PGAツアー

ほぼ全試合リアルタイム速報配信!

【舩越園子コラム】「明日は我が身」の米ツアー

【舩越園子コラム】「明日は我が身」の米ツアー

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2013年8月19日 12時51分

 巡り合わせの悪さ、運の悪さは、確かにあった。かつては、あれほど強運の持ち主と呼ばれた石川が、米ツアーに挑んだ最初の年に運に見離され、巡り合わせに恵まれず、シードを落としたのは何とも皮肉だ。「持ってる人」から、あたかも「持ってない人」へ。石川がわずか8か月足らずで、そんなふうに変わってしまったように、運命の急変というものは誰にも突然訪れる。

 今大会でプレーオフを戦った23歳のパトリック・リードと20歳のジョーダン・スピースの運命も急変した。

 優勝したリードは、昨年は米ツアー出場権がなく、毎週のようにマンデー予選に挑む生活だった。が、昨年末のQスクール(予選会)を経て何とか今季の出場権を手に入れ、ルーキーイヤーの今年、たった23試合目にして米ツアーチャンピオンになった。

 スピースは今大会はプレーオフに破れたが、7月のジョンディアクラシックを19歳にして制覇したばかり。どれだけ試合に出られるかもわからない放浪のノンメンバーとして今季をスタートし、たった7か月後には米ツアーチャンピオン。大学時代までは「とにかく貧しかった」そうだが、今季は軽く2億円以上を獲得した。

 リードもスピースも石川も、去年と今年では大違いの日々。だからこそ、松山には、気を緩めることのないよう頑張ってほしい。リードやスピースのように1年足らずのうちにトッププレーヤーの仲間入りをする選手がいる一方で、石川のように1年足らずでシード落ちの下降線を辿る選手もいる。

 今季のシーズンが最短だったことは確かに石川の運の悪さだが、「今季の序盤、中盤は実力不足」。さらには、ヘルニア気味の腰が悪化した末の「完全なる練習不足」がパットの不調を呼び、その結果、彼はシードを落とした。そうやって負の連鎖が起こってシードを落とした選手は何にも石川だけじゃない。

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

現在開催中の大会はありません。

おすすめコンテンツ

関連サイト