大会前の前日記者会見。壮観で青々としたフェアウェイとグリーンを見たR&Aのチーフエグゼクティブ、マーティン・スランバー氏は、「素晴らしいコースコンディションをとてもうれしく思います」と表情を緩めた。
「このコースはフェアウェイやグリーンを含めた、多くのボールの落下地点がアンジュレーションになっています。そのため、例えばキックしたボールがラフの奥深くまで入り込まない、フェアなセッティングになることを心がけました」
「また、全英オープンが開催されるほかのコースより青々しく見えると思いますが、これも意識的に行っています。フェアウェイを広めにとることで、ラフが生きてくるフェアなコースにしたかったからです。グリーンの速さは約10フィート程度になっています」
しかしながら、出場選手たちは美しいがタフなこのコースでは、厳しい戦いを強いられることを知っている。世界最古のメジャーを制するための道のりは、簡単ではないことを理解しているのだ。
ロイヤルセントジョージズの数ホールは、全英オープン開催コースの中でも難易度が高い。