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オーガスタのチェアマンはやり手の弁護士 今後のマスターズはどう変わる?【記者の目】

オーガスタのチェアマンはやり手の弁護士 今後のマスターズはどう変わる?【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年4月12日 21時52分

女子アマチュア大会の開催という新たな歴史を加えたオーガスタだが、今後も中心は、当然ながらマスターズ。月曜日の練習日から大勢のギャラリーでにぎわいを見せ、“ゴルフ界最大のイベント”の威厳はいうまでもなく、これからもマスターズを訪れるファンは増え続けるといってもいい。これほどの魅力を造り上げてきた大会は、他競技でも珍しい。

「20年先、50年先を見据えていく」とリドリーがいうように、マスターズはその伝統を守りながら、さらなる進化を続けていかねばならない宿命を持っている。中嶋常幸が「テーマパークのようで、アメリカで数少ないワクワクする場所」というほどで、連日、大ギャラリーの興奮で会場は1年で最大の熱気を帯びる。

すでに興奮状態の大会前日水曜日、リドリーが公式記者会見を開き、今後のマスターズプランを一部発表した。まず大きな改革のひとつが、出場全選手の全ショット、全パットをウェブ、アプリ上で大会4日間流すというもの。具体的には、それぞれのショットの数分後には観ることができるという新たな取り組み。「デジタルの進化とともに、このオンラインの仕組みがゴルフファンに至高の経験をもたらす」とし、すでに初日から好評を得ている。

マスターズに興味がある、ゴルフ中継をもっと楽しみたいという多種多様な要望に対して、新たに取り入れたシステム。現場で取材を続ける我々も、ひとりひとりに用意されたデスクのモニターで見ることができるため、ロープ際を固める背の高い外国人ギャラリーの後ろから背伸びをしてコースをのぞき込むことが不要になるかもしれない、とまで思ってしまう。それほど画期的な取り組みといっていい。

ところが、デジタル化を進めていくというマスターズのチェンジは時代にマッチしているように見えて、実際にコースで観戦するとなると、楽しくもあり、不便なことも多い。携帯電話の持ち込みは禁止。これはギャラリーや報道陣、関係者も一緒。間違って持ち込んで、通話でもしようものなら、すぐに係員が駆けつけ追い出されてしまう可能性だってある。必然的に、コース上でスコア速報を見ることはできない。

初日の恒例行事、オナラリースタートで大会のオープニングショットを放ったジャック・ニクラス(米国)は、「今や何をするにも生活の一部になっている。ここ(オーガスタ)のやり方は理解しているし、敬意も表する。しかし、時代は変わったんだ」と、ニクラス自身も過去にとらわれない改革の必要性を説く。

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