この日、我々の組で一番上手い高野さんは「73」で回り、ハンディ「4」を引いたネットスコアはなんと「69」。しかし、ハンディ10のゴルファーが「75」で回ったため、優勝スコアは「65」と4打届かなかった。ゴルフの頻度は「週2、3回」と多く、このイベントには3回目の参加で、「ハンディ戦だからワンチャンあります。試合形式だからモチベーションを持って臨めますね」と話す。
高野さんはハンディ「4」ということで、キャディさんに求めるアドバイスも細かかった。上りのラインを残すためにグリーンのどこに落とせばいいのかだったり、上級者はこんなことまで考えているのかと勉強になった。
そんな高野さんと対照的だったのは岩本さん。「霞ヶ関はなかなかプレーできないので」とこのイベントに申し込んだ。神奈川県の名門・相模原ゴルフクラブのメンバーでもあるが、ゴルフの頻度は「月に1、2回」とそこまで多くはない。初めての霞ヶ関カンツリー倶楽部については、「フェアウェイの手入れがしっかりされているし、初めてということもあって難しかったですね」と話す。
さらに、「大利根カントリークラブや、関西だったら宝塚ゴルフ倶楽部も回ってみたいですね。66歳になるんですけど、年齢的に行けなくなってしまうので、チャンスがあれば小樽カントリー倶楽部も回ってみたいですね。このプログラムが発展してくれればいいなと思います」と、全国の名コースを回りたいと考えている。岩本さんはこの日、「99」でラウンドし、ハンディ「22」を引いたネットスコアは「77」で78位だった。
高野さんと岩本さんの2人は競技経験があったが、鈴木さんにとっては初めての競技で初めての霞ヶ関。コロナをきっかけにゴルフにハマり、多いときには「週2、3回ラウンドしている」という。そんな鈴木さんは「霞ヶ関カンツリー倶楽部が回りたかった」と急きょ直近の3ラウンドのスコアを入力してエントリーし、関西から飛んできた。実際に回って、「隅々まで見て感動したというよりは、ネームバリューですね」と笑う。