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敗戦の石川・藤田組「お互いをカバーしきれなかった」

敗戦の石川・藤田組「お互いをカバーしきれなかった」

配信日時:2013年12月21日 21時15分

<ザ・ロイヤルトロフィ 2日目◇21日◇ドラゴンレイクゴルフクラブ>

 中国にあるドラゴンレイクゴルフクラブを舞台に開催中のアジア選抜と欧州選抜の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」の2日目。初日と同じくコンビを組んだ藤田寛之石川遼は欧州選抜のトービヨン・オルセン(デンマーク)、ベルント・ウィスバーガー(オーストリア)組と激突。勝負は序盤から一進一退の攻防が展開されたが、後半にかけて3つのアップを奪ったオルセン・ウィスバーガー組が2&1で勝利し、石川・藤田組はポイントを奪うことができなかった。

 この日の敗戦について石川は「あまり良いゴルフができなかったのが残念」と悔しい表情。プレーについては「リードしたり、リードされたり。マッチプレーらしい流れで昨日に比べて凄い引き締まった内容だった」と振り返ったが、そういった緊迫感のある展開だったからこそ最後に勝ちきれなかったことについては悔しさを滲ませていた。

 一方、藤田も「後半になってお互いカバーしきれなかった。最終的には自分が遼をカバーできなかった」と自身のプレーを振り返った。この日のプレーでは12番で藤田、13番で石川が短いバーディチャンスを決めることができなかったが、「(流れをつくる)ポイントがいくつかある中で、こういう結果になったのはチャンスを逃してきたこと。逆に相手はそういう場面でしっかり取ってきた」と敗因を分析した。

 悔しさの残るラウンドとなった2人だが、明日のシングルス戦に向けて気持ちはしっかりと切り替えている。石川は「自分がしっかりチームの勝利に貢献するのが大事。最低でも0.5ptは取る。理想は1ptしっかり取る。是非勝利につなげられるように頑張りたい」と意気込みを語り、藤田は「自分のプレーはもちろん、相手のプレーも見ながら勝利できるようしっかりプレーしたい」と話した。

 マッチとしては敗れた石川、藤田だがアジア選抜としては2ptのリードを持って最終日へ。この日の悔しさは最終日のシングルス戦にぶつけてアジア選抜の連覇に貢献してほしい。

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