最終ホールは再びイがセカンドをグリーンでとらえられずピンチ。一方でデービースはパーオンに成功し、サドンデスでの決着に望みをつなぐ。しかし結果は難しいアプローチからパーをセーブしたイに対して、デービースもバーディを奪えずパー。イが1アップのリードを守り3位決定戦を制した。
ラウンド後、大会を振り返ったイは「もっと上にいけたと思う。改めてパットが大事だと思った」とマッチに勝利したことよりも3位に終わったことへの悔しさを滲ませた。イは昨年も同大会に出場しベスト16、今大会は3位と確実に順位を上げてきた。しかしドンファンやキム・キョンテなど偉大な先輩が獲得したタイトルを求める気持ちは強かったのだろう。
しかしイは予選ラウンドでメダリストを獲得し、優勝した大堀を相手に20ホールに及ぶ熱戦を繰り広げるなど確かな実力を示した。近い将来、かつてのドンファンやキム・キョンテのように日本ツアーで活躍するイを見る日が来るかもしれない。