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石川遼が今、日本ツアーに出る意味

石川遼が今、日本ツアーに出る意味

配信日時:2013年6月12日 12時36分

1月から米ツアーに本格参戦 今季初めて日本ツアーに出場する石川
1月から米ツアーに本格参戦 今季初めて日本ツアーに出場する石川 (撮影:岩本芳弘)
 「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」で今季初めて日本ツアーに出場する石川遼が、開催コースである宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースで練習ラウンドを行った。自身の公式ホームページを更新した石川は、「宍戸ヒルズ回ってきました。やっぱめっちゃいいコースだ」と感想をコメント。2011年以来の出場となる日本ツアープレイヤーナンバー1決定戦へ意気込みを見せた。

悩める遼、パット重症…打てども入らずブービーで予選落ち 2011年大会

 久々の日本ツアーは石川にとっては自身の成長を計る絶好の機会となる。「日本ゴルフツアー選手権」は初出場の2008年から4度出場しているが60台を出したことは1度もなく、2011年大会では初日に“83”を叩くなどしてブービーで予選落ち。「いいコース」だが、石川にとっては“鬼門”とも言える苦手コースだ。

 だからこそ挑戦する意味がある。米ツアーのシード獲得を目指して海外ツアーに積極的に参戦した2012年。そして、1月から厳しい米ツアーを戦い抜いてきたこの半年の経験を得た今、その苦手コースでどこまで出来るか。どんな結果が出ようとも、それは石川の中での自身の現在地を示す明確なものさしとなる。

 現在、石川は来季シード権獲得の基準となるフェデックスカップポイントランキングで148位(6月9日現在)。シードを決めるには「ウィンダム選手権(8月15日開幕)」までに125位に入る必要があるだけに、ポイントを加算するチャンスを自ら減らしたことはリスクのある決断だったとも言える。

 それでも、米ツアーでも戦えるという自信を確信に変えることが出来れば、この母国トーナメント参戦は大きな意味を持つものとなるはずだ。

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