藤田は12月3日に行われた日本ゴルフツアー機構の表彰式の場で、「ぜひ4日間。日曜日までできるだけ長くあの場所にいたいと思った。決勝まで4日間あの舞台を楽しみたい、というのが目標です」と2011年は予選落ちに終わった夢舞台への意気込みを語っていた。
40歳を超えてからコンスタントに海外メジャーに挑戦するようになり、米ツアーのレベルの高さを感じている藤田。その悔しさを原動力に換えて賞金王にまで登り詰めたが、海の向こうとの差はまだまだ大きいことを痛感している。
「時々心がくじけることがあるくらい違う。技術をパワーでカバーしていると思いきや、とんでもない技術を持っていたりする。基本的な技術が高い」。40歳を超えてどれだけ努力を重ねてもまだ遠い世界最高峰の舞台。それを認めながらもあがいている43歳の賞金王はどんなプレーを来年のオーガスタで見せるのか。