兵庫県にある東広野ゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「アジアパシフィック パナソニックオープン」の2日目。69位タイと出遅れていた石川遼は、7バーディ・1ボギーの“65”と巻き返し、トータル6アンダー12位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
石川遼のプレーを「1打速報」で振り返る
予選を通過するためには絶対にスコアを落とせない状況だった石川。1番でいきなりボギーを叩き不穏な空気が流れるが、2番でセカンドショットを1メートルにつけてバーディ。「昨日までのアイアンショットなら5〜6メートルずれていた」というこのショットが流れを変え、続く3番でもバーディ。6番でもスコアを伸ばすと、9番パー5では2オンに成功。イーグルこそならなかったが、しっかりとバーディを奪った。
後半でも3つスコアを伸ばした石川は、スコアを6つ伸ばし首位とは4打差でホールアウト。昨日のホールアウト後しっかりと練習したアイアンショットが冴え、この日は猛チャージを見せた。
予選落ち危機から一変、上位に顔を出した石川は「今日は開き直ってやった」とコメント。決勝ラウンドは「同じ気持ちではできないと思う」と慎重だが、明日は順位が大きく動く可能性のあるムービングサタデー。「1打1打丁寧にやっていきたい」好機をうかがいながら、明日も攻めていくことができるか。