一時はクラブを置くことも考えたというが、若手の飛距離に劣りながらも持ち前のショートゲーム、ショットの精度を生かしたゴルフに原点回帰。「もうチャンスが来ないかと思っていた」と漏らしたが、「休んでもうまくならない。優勝するために試合に来ている」と勝利への執念で復活を遂げた。
優勝会見では若手への苦言も。「若い選手を見ていると、勝つ気があるのかなと思ってしまう。調子が悪かったらダメとか、そんなの関係ない。優勝するために来ている。(パットを)入れなきゃいけないときは、入れなきゃいけない。どんな手段でもパーをとらないといけない」。技術があるだけでは優勝できない。優勝への執念が必要という。この一戦で50歳はそれを証明して見せた。