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“手元を絶対に浮かせない”を徹底した、リピート性に優れたスイング【2018を彩ったイケメンスイング:木下裕太】

“手元を絶対に浮かせない”を徹底した、リピート性に優れたスイング【2018を彩ったイケメンスイング:木下裕太】

配信日時:2018年12月27日 20時06分

手元が浮かないから、再現性が高い!
手元が浮かないから、再現性が高い! (撮影:村上航)
今季の「マイナビABCチャンピオンシップ」で悲願の初優勝を挙げた木下裕太。同大会を通してのフェアウェイキープ率は64.29%のトップを記録し、シーズンを通してでは64.61%の5位と安定したドライバーを披露した。プロ入り11年目でようやく花開いた木下のスイングを、原江里菜福田真未らを指導する森守洋コーチが解説する。

再現性が高く、安定したドライバーショットを連続写真でチェック!

ショットの安定性で重要なのが、毎回同じショットを打つための“再現性”を高くすること。木下の再現性の高さを生み出しているのが、絶対に浮かない手元だ。インパクトのときに手元が浮いてしまえば、芯にボールが当たりにくくなるためショットの安定性は下がる。「手元が低いというのは、リピート性に関してすさまじく優れているということ。スイングプレーンが崩れないので、再現性が高い。木下選手はアドレスの時点で少し内股に構えているのですが、これは絶対に手元を浮かさないという現れだと思います」。

安定を生み出しているのは、手元の低いインパクト

注目すべきは切り返し。「手元を低くしようとすると、普通は切り返しのときにクラブを真上から下ろしがちです」。手元を浮かさないようにという意識が先行して、トップがきちんと取れていない状態で振り下ろしがちだが、そこはプロ技。「木下選手の場合はインサイドに入るよう、叩く準備がちゃんとできてから左下に振り下ろしています」。手元が低いことに加えて、インパクト後では手首を体側に倒している。「ヘッドを走らせる動きも見られます。“手元を浮かせたくない”という意識で作り上げた、フェードを打ちたい人には参考になるスイングです」。

手首を倒し、ヘッドを走らせる動きも入っている

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