相続と生前贈与
M治ゴルフS水さん(以下・S水) 会員権は親族に譲ることができるのをご存じですか?
入口 それって、相続……ですよね?
S水 もちろんそれもありますが、相続とは、個人会員の方が亡くなったあとに相続人へ会員権の名義を変更することを言うんです。生前中に親族に会員権の名義変更をすることは生前譲渡とか、生前贈与と言います。以前と比べてプレーする機会が減ってきて、かといって売却する気もない。そんな時、家族や親族にゴルフをする人がいるのであれば、選択肢のひとつとして考えていい方法だと思います。
入口 確かに。プレーする機会が減ってほとんど行かなくなっているのに年会費だけ納め続けるのはもったいないということか……。
S水 手続きの際は名義書換料が必要になりますが、ほとんどのゴルフ場で大幅に減額しています。通常の半額から、なかには70パーセントオフのところもあって、例えば千葉県のあるゴルフ場の名変料は80万円ですが、生前贈与の場合は10万円です。
入口 でも、それって今のゴルフ生活から完全リタイアする人の話でしょ? 僕にはまだまだ先の話だなあ。
S水 (チッチッチと指を振ってニヤリ)。会員権を生前贈与して、自分もメンバーだった頃と同じようにプレーを続けられて、しかもオトクな方法がありますよ。
入口 何ですかそれ? 詳しく教えて!
終身会員なら譲渡後もそのまま!
入口 子どもとラウンドする夢が俄然、リアルになってきました。
S水 でしょ? ゴルフ場によって競技会への参加などに制約を設けているところもありますが、ゴルフを純粋に楽しむ分にはメリットが大きい。評判がいいので導入するところが増えているんです。何しろゴルフは生涯スポーツですからね。
入口 健康維持のためにも、完全にやめてしまうのはちょっとね。
S水 それに、これまで築いてきたメンバー同士の関係性をいきなり断ってしまうのももったいない話です。終身会員になれば付き合いをそのまま続けられますし、それを次の世代につなぐことだってできるでしょう。
入口 子供同士も仲良くなってくれたら最高。家族どうしでラウンドもできますね。
S水 将来のことも含めて考えたら、これも会員権選びのポイントのひとつとして覚えておくといいと思いますよ。
ゴルフ会員権について知りたいことがあれば、明治ゴルフまで!