ALBA Net  ゴルフ
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感染予防も兼ねて、ひとりゴルフでうまくなる!

もちろん4人でコースをまわるのは楽しいけれど、ひとりでラウンドすると、同伴者に気をつかわず、“練習” にも専念できる。

配信日時:2021年6月2日 16時00分

比較的に感染リスクが低いといわれているゴルフ。ただし、「万全を期すならさらに徹底した対策も必要」とのことで、にわかに注目を集めているのが、ひとりでプレーすること。

「同伴者がいないからおもしろくない」と思うだろうが、上達につながる要素がたくさんあり、ひとりでのプレーはいいことばかりと話すのが、深堀圭一郎らのキャディを経て、2004年からティーチング活動をスタートした長谷川哲也プロだ。彼も修行時代にはひとりでのプレーを重ねたという。

「上達する過程では、何かを大きく変えることも必要です。でも仲間と一緒のゴルフだと、ボールの行方が気になり、新たに取り組んでいるスイングができないということも少なくありません。結果を恐れず、思い切って振れるのがひとりゴルフのメリットです」。つまりスコアを忘れて、内容重視のプレーをすればレベルアップが期待できるという。

実際にひとりでプレーをしてみると、カートを動かすのが大変だったり、ボールを見失ったり、慣れるまで戸惑うこともあるだろう。「不安があるなら、まずは河川敷などで歩いてプレーするのもいいでしょう。ボールまで最短ルートで行けるので、効率良くまわれます」。フェアウェイの硬さや風、アンジュレーションなど、いろいろな情報も得られて、ゴルフの楽しさを再発見できるだろう。

ひとりゴルフだから、練習もできる
その1/打ち直しの2球目は思い切って何かを変えて打つ

ひとりだからミスをしたら打ち直すことも。そんなときは、意識して何かを変えてショットしたい。例えば、左足上がりで引っかけたなら、次はフェースを開いて打ってみるなど、結果を恐れず新しいことにチャレンジすれば上達につながる。

その2/わざと難しいライから打ってみる

ディボット跡や、ボールがラフなら少し埋めるなど、難しい状況から打つ経験は上達に役立つ。いろいろなライから練習しよう。

その3/手でボールをコロがして、外れた原因をつきとめる

パットを外した原因がストロークなのか、ライン読みなのか、手でコロがしてみるとハッキリする。イメージが良くなりライン読みもうまくなる。

その4/待ち時間は傾斜素振りでウィークポイントを改善

アオリ打ちなら左足下がり、体が突っ込むなら左足上がりなど、傾斜からの素振りはスイング矯正に効果がある。ひとりラウンドはペースが早い。前の組を待つ時間も効率的に使おう。

その5/グリーンではなく、バンカー狙いが上達につながる

グリーンよりも小さいバンカーを狙うことでショット力が高まる。もちろんバンカーの練習にもなる。また簡単なバンカー、寄らないバンカーがわかり、マネジメント力も向上。総合的にゴルフスキルが上げられる。

ひとりプレーができるゴルフ場では

昨年5月から「ひとりプレー」をはじめた千葉のマグレガーカントリークラブ。多くがリピーターとなり、すっかり「ひとりプレー」が定着している。感染対策だけでなく、時間を有効活用できるのも魅力で、朝イチの6時15分にスタートし、18ホール終えて8時半にはゴルフ場を後にするゴルファーもいるという。料金は通常の7,900円に対し、1人プレーが9,900円(いずれも税込)。ハーフ1時間半を守るのがルールだ。


イラスト/スタジオパペル
ALBA 820号より加筆・転載

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