個性的なクラブハウスがゴルファーを出迎え
テクニカルインコースが楽しい
都心からほど近い、埼玉県飯能市にある飯能くすの樹カントリー倶楽部を今回は紹介。開場は1995年とバブル崩壊後、歴史のある名門を取り上げることの多い当コラムでは比較的新しい部類に入る。
肝心のレイアウトはアウトコースとインコースで全く異なる顔を見せる。アウトコースはフラットながら適度なアップダウンもある王道丘陵コースで、レベルの高いメンテナンスとともにゴルファーからの評価は高い。一方インコースは非常にトリッキー。狭いホールやブラインドホール、ドッグレッグホールが多く、好き嫌いがはっきり分かれるレイアウトになっている。
好みの分かれるレイアウトだが、もう一度ラウンドしたくなる魅力も兼ね備えているのは確かなので、アイアンの精度アップを求めるゴルファーには、強くオススメできる。
さらに、コース以外でこのゴルフ場を象徴するのが、一度見たら忘れられないクラブハウス。写真をごらんになっていただければ分かるが、地上部分が駐車場になっていて、まるで「高床式倉庫」のような外観をしている。しかも、練習場はこのクラブハウス内にある。
印象的ではあるがややトリッキーなレイアウト、インドアの練習施設など少しデメリットもあるが、会員権価格を考えればお買い得。出張の多いゴルファーなどは、一考に値するコースなのは確かだ。
基本情報
アクセス
圏央道・狭山日高ICより約25分
・電車利用の場合
西武池袋線・飯能駅下車 クラブバスで約15分