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メジャーリーガーが放ったアンビリバボーな一打 畑岡奈紗が目の前で起こった“衝撃シーン”に「逆にゴルフが難しくなる(笑)」 

畑岡奈紗もビックリのショットが生まれた。放ったのはメジャーリーグ200勝の選手。どんなショットだったのか?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年1月22日 12時00分

<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目◇21日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6608ヤード・パー72>

メジャーリーガーのパワーに驚かされた。「あれだけ飛距離が出ると、逆に(ゴルフが)難しくなるんじゃないかと思うくらいのすごい力でした」。トータル11アンダーまで伸ばし、首位と3打差の2位タイに浮上した畑岡奈紗が、こう振り返ったのは5番パー4でのできごとだ。

ここは、ティの前方から広がる池がグリーンまで縦長に伸びるホール。全長は359ヤードで、優に300ヤードを超える池がそのまま特徴になっているともいえる。そして、この池の左側に右ドッグレッグのフェアウェイがあり、“普通は”左に打ち出し、そこからグリーンを狙っていく。

だがそんな常識を覆す人も中にはいるようで…。その一人が、畑岡と同組で回った元メジャーリーガーのジョン・レスター氏だった。ボストン・レッドソックス時代には松坂大輔氏と同僚で、通算200勝を挙げた名左腕。身長は193センチで、その迫力もスイングスピードもすごい。

このレスター氏は、5番ティでドライバーを握ると、左ではなく池の方向を目がけて強振。するとクラブがボールを弾く金属音というよりは、“グシャッ!!”という何かをつぶす音に近い轟音が響く。そしてそのままボールは軽々と池を越えていった。ワンオンこそならなかったが、着弾地点はグリーンの右脇。このシーンを間近で見た畑岡は目を丸くし、笑うしかないといった様子だ。結果的にグリーン下からのアプローチを寄せきれず、2オン2パットのパーに終わったが、“衝撃シーン”と言っていいだろう。

ちなみにこのルートを選択したのはレスター氏だけでなく、記者は1日に2度、目撃することに。もう一人は、古江彩佳の1組後ろで回っていたジョシュ・ベケット氏。こちらも通算138勝を誇る、元メジャーリーガーの投手だ。この時は、グリーン上でプレーしていた古江たちの背後で“ドスン”という音がし、選手らが辺りをキョロキョロ。すぐにグリーン手前のフェアウェイにボールがひとつ止まっていたことに気づき、何が起こったのかを理解していた。

プロの野球選手といえど、ゴルフに関してはアマチュア。にもかかわらず楽々300ヤード級のドライバーショットを放つパワーは圧巻だ。そしてなによりも、プロゴルファーの公式戦という場で、長く伸びる池を目の前にしても、そのプレッシャーに負けずに打ち切る“勝負強さ”にも驚かされる一日になった。(文・間宮輝憲)

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