ポイントは骨盤のスライド&ターン T・ウッズに見る“ベン・ホーガン理論”【スイング解説】
今季の海外メジャー初戦「マスターズ」で大会5勝目、メジャー通算15勝目を飾ったタイガー・ウッズ(米国)。過去4度優勝を飾った「全米プロゴルフ選手権」でも活躍が期待される。今季復活を果たしたウッズのドライバースイングを、原江里菜、福田真未らを指導する森守洋コーチが解説する。
下半身にリキみなし! ウッズのスイングを別角度からも!
これまでとの変化が見られるのが下半身の動き。「昨年優勝した際、米国のメディアで『やはりゴルフスイングはコントロールが大切だから、腕やクラブの動きが大切だ』と本人がコメントしていました。以前は床反力を取り入れたり、左一軸のスイングをしたりと下半身に意識を置いていましたが、今は下半身が左へいってから骨盤が回る、すごく自然な動きになっています」と解説する。
ダウンスイングからインパクトにかけて、いきなり骨盤が旋回するのではなく左へ骨盤をシフトしてから回っている。「バックスイングなどは昔から変わりません。スタートでは手首の動きを抑えて、胸部がしっかり回ってから手首を親指側に倒していく。トップにいくまでに見事にコッキングが完了する、変わらず美しいトップです」。トップで作ったエネルギーを一気に解放するイメージだが、アマチュアだとボールに合わせた動きになるため、骨盤の動きが止まりがちになり、ウッズのような動きにはなりにくい。
エネルギーを一気に解放するイメージを持ちつつ、力みのないスイングがウッズの特長。「もともと切り返しの沈み込みを使ったスクワット動作が入る選手ですが、そのスクワット動作が減っています。下半身を大きく蹴らなくなったため、右膝がターゲット方向へ送られているので、上方向への突き上げが減っています」と、筋力に頼った動きから、クラブの動きを重視した自然な動きに。意識を下半身から上半身へとシフトして、下半身の力みを取ったスイングチェンジが見られるという。
「ベン・ホーガンは“下半身は動きのバランスを司る”としていますが、それに近づいているイメージです。ダイナミックさは減ったかもしれませんが、年齢に合せて身体的に無理のない自然な動きになっています」というスイングが復活優勝を引き寄せた。
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