<ファーヒルズ朴セリ選手権 事前情報◇20日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>
タイ大会では69位、中国大会では予選落ちに終わった渋野日向子が今季米本土初戦を迎える。大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ、「やっとアメリカ本土に来れたなっていう感じなので、また心を新たに楽しみな気持ちでいっぱいです」と米国の地で復活を目指す。
中国大会から1週間のオープンウィークを挟んだ。「一旦は、日本に帰ってリフレッシュしたり練習したりできたので、いい1週間が過ごせたかなと思います」。気分転換をしながら、しっかりと調整をしてきた。
パロス・ベルデスGCはロサンゼルス近郊にある難コース。激しいアップダウンに加えて、西海岸特有のポアナ芝が特徴。2022年4月に同コースで開催された「パロス・バルデス選手権」では、トータル7オーバーで予選落ちを喫し、声を震わせる渋野の目には涙があふれていた。
それでも昨年大会は、最終日に「67」をマーク。トータル6アンダー・17位タイと好成績を挙げた。「アップダウンがすごい激しくて、グリーンも午前と午後で全然違うコンディションになるので難しさはある。ラフも長かったりするので、しっかりフェアウェイキープしてどれだけパーオンできるかっていうところかなと思います」と、コースの印象や攻略のキーポイントを話した。
シード権を失い、今季もまだ上位進出がなく“試行錯誤”の毎日が続く。「しっかり4日間戦えるように、一日一日頑張りたいと思います」。まずは予選突破を目指していく。