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大王製紙エリエールレディス
来週のメジャー最終戦出場40人が決定 佐藤心結は“意地の滑り込み”「何としても出たかった」
佐藤心結は逆転で切符獲得。最終戦へ出場する精鋭40人が決定した。
配信日時:2023年11月19日 09時30分
<大王製紙エリエールレディス 最終日◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>
大会が終わり、今季の優勝者やメルセデス・ランキング(以下MR)上位者のみが出られる来週のメジャー「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の出場者40人が確定した。米国ツアー最終予選会に参加のため欠場する西郷真央以外の今季優勝者22人に加え、MR39位までの選手が宮崎行きのチケットを手にした。
初出場は、現在年間女王を争う今季3勝の岩井明愛や、今年3月の「アクサレディス」を制した山内日菜子、9月のメジャー大会「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」など2勝を挙げた神谷そら、未勝利ながらMR10位で初シード入りも果たした桑木志帆ら12人。そのなかで出場への強い意欲を結果につなげたのが、MR39位でギリギリ滑り込みに成功した佐藤心結だ。
優勝者以外のランキング上位者からは、出場枠40人に満ちるまで順次出場権がおりてくるが、今大会開幕前は“圏外”のMR40位にいた。しかし「一打でもいいスコアで上がらないとリコーに届かない」という最終日に「67」をマーク。トータル7アンダー・19位タイで4日間を終えた。するとMR39位だった尾関彩美悠が36位タイでのフィニッシュになったことなどもあり、浮上に成功。朗報が届いた。
本来であれば昨年が初出場だったが、その開幕前に現地で受けたPCR検査で新型コロナウイルスの陽性反応が出たため欠場。あまりにも悔しいシーズンの幕切れとなった。それもあり「何としても出たかった。本当は優勝して行ければよかったけど、出場を目標にプレーしてきました」とここに照準を合わせていた。ラウンド後には「最後に伸ばせたのも自信になったし、一生懸命頑張った結果ですね」と自らを労う言葉も。
大会は23日(木)~26日(日)の4日間で行われ、賞金総額1億2000万円(優勝は3000万円)がかけられる。昨年は山下美夢有が優勝。今年はこの最終戦で山下、申ジエ(韓国)、岩井明愛のなかから年間女王が決まることもあり、そこも注目ポイントになりそうだ。なお優勝者には3年間の複数年シードも付与される。
【出場者】
■今季優勝者
1:申ジエ(13年連続14回目)
2:吉本ひかる(4年ぶり2回目)
3:青木瀬令奈(3年連続4回目)
4:山内日菜子(初出場)
5:穴井詩(2年ぶり8回目)
6:山下美夢有(3年連続3回目)
7:岩井明愛(初出場)
8:神谷そら(初出場)
9:吉田優利(3年連続3回目)
10:岩井千怜(2年連続2回目)
11:川岸史果(6年ぶり2回目)
12:櫻井心那(初出場)
13:小祝さくら(6年連続6回目)
14:小滝水音(初出場)
15:鈴木愛(10年連続10回目)
16:菅沼菜々(2年連続2回目)
17:蛭田みな美(3年ぶり2回目)
18:菊地絵理香(11年連続11回目)
19:原英莉花(5年連続5回目)
20:森田遥(3年連続6回目)
21:リ・ハナ(初出場)
22:稲見萌寧(5年連続5回目)
■11月7日時点の世界ランク上位50位
23:古江彩佳(5年連続5回目)
■メルセデス・ランキング上位
24:桑木志帆(初出場)
25:上田桃子(7年連続14回目)
26:ペ・ソンウ(5年連続5回目)
27:ささきしょうこ(5年ぶり3回目)
28:竹田麗央(初出場)
29:佐久間朱莉(2年連続2回目)
30:仁井優花(初出場)
31:福田真未(2年連続4回目)
32:野澤真央(4年連続4回目)
33:藤田さいき(4年連続10回目)
34:高橋彩華(3年連続4回目)
35:永峰咲希(2年ぶり5回目)
36:安田祐香(初出場)
37:阿部未悠(初出場)
38:永井花奈(2年連続4回目)
39:イ・ミニョン(5年連続6回目)
40:佐藤心結(初出場)
※今季優勝者の西郷真央は欠場
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