<ZOZOチャンピオンシップ 最終日◇22日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
日本開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」が全日程を終えたが、各選手の獲得賞金が発表された。メジャー以外の米ツアーは国内の賞金ランキングに加算されないが、果たして日本人選手はいくら稼いだ?
何しろ賞金総額は850万ドル(約12億7000万円)だけに、優勝したコリン・モリカワ(米国)は153万ドル(2億2900万円、1ドル149.86円で換算。以下同)とビッグマネーを手にしたが、2位以下の選手もすごい。以下に日本人選手をまとめてみた。
4位タイ 石川遼 37万4000ドル(約5600万円)
6位タイ 平田憲聖、久常涼 27万5187ドル(約4120万円)
12位タイ 小平智 17万8500ドル(約2680万円)
16位タイ 稲森佑貴 13万3960ドル(約2000万円)
21位タイ 永野竜太郎 7万3610ドル(約1100万円)
31位タイ 金谷拓実、堀川未来夢 4万6167ドル(約690万円)
51位タイ 中島啓太、松山英樹 1万7743ドル(約266万円)
64位タイ 大西魁斗 1万5725ドル(約235万円)
68位タイ 今平周吾 1万5045ドル(約225万円)
73位タイ 蝉川泰果、岩崎亜久竜 1万4280ドル(約214万円)
円安の影響もあるが、日本勢最上位の4位タイでフィニッシュした石川遼は、現在、自身が稼いでいる国内獲得賞金(約5500万円)を超える金額。6位タイに入った平田憲聖と久常涼の約4120万円は、前週に行われた「日本オープン」の優勝賞金4200万円とほぼ同額だ。
LIVゴルフとの争いで、今後はさらに賞金額がアップする米ツアー。環境や置かれた状況が異なるとはいえ、モリカワの優勝賞金一発で、今年の日本男子ツアー賞金ランキング1位の金谷拓実(約1億800万円)が抜かれてしまうのは、寂しいものがある。もっと日本のプロゴルフ界も盛り上がり、賞金を上げて選手の地位を高めていきたいところだ。(文・齊藤啓介)