2023年シーズンの国内男子ツアーは全26試合が終了。そんな1年をスタッツで振り返り、今年活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『フェアウェイキープ率』1位の稲森佑貴だ。
同部門はパー3を除くティショットがフェアウェイを捕らえた率を表したもの。8季連続8度目の“日本一曲がらない男”に輝いた稲森は、自身が持つ記録を『78.660%』から『79.269%』へと更新。目標としている80%には到達できなかったが、さらに一歩近づくことができた。また、パーオン率では『72.901%』で3位。安定したティショットとセカンドショットで平均ストロークは『70.323』を叩き出し、5位にランクインした。
ドライビングディスタンスでは106位(260.17ヤード)と下位にいる稲森だが、安定したショット力を武器に今季24試合に出場し、11度のトップ10入りを果たしている。9月に行われた「ACNチャンピオンシップ」では自身初のプレーオフを制して今季初優勝、ツアー通算5勝目を挙げた。
そして、今シーズン優勝者と賞金ランキング上位の選ばれた30人だけが出場できる最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は5位でフィニッシュ。そして、JGTO(国内男子)、JLPGA(国内女子)、PGA(国内シニア)による国内最強ツアー決定戦「Hitachi 3Tours Championship」ではJGTOのメンバーとして戦い、2023年シーズンを締めくくった。
【2023年フェアウェイキープ率 トップ10】
1位:稲森佑貴(79.269%)
2位:勝亦悠斗(69.136%)
3位:田中裕基(66.877%)
4位:佐藤大平(66.405%)
5位:日高将史(66.229%)
6位:植竹勇太(65.998%)
7位:時松隆光(65.261%)
8位:B・ケネディ(64.846%)
9位:金谷拓実(64.623%)
10位:杉本エリック(64.111%)