2023年シーズンの国内男子ツアーは全26試合が終了。そんな1年をスタッツで振り返り、今年活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は攻撃的なゴルフの指標、『バーディ率』を見てみよう。
2009年(4.417)、10年(4.321)、11年(4.132)と3季連続、そして19年(4.554)と4度このタイトルを獲得している石川遼だが、20年からスイング改造に取り組み、20-21年は21位(3.788)、22年は35位(3.797)と順位を落とした。今年はスイング改造も落ち着き、4年ぶりに1ラウンド4個以上(4.324)に乗せて、4位にランクインした。
同部門で1位に輝いたのは『4.789』の中島啓太。1999年に1ラウンドあたりのバーディ獲得率(85年~98年まではバーディの獲得数)に変更されて以来、星野陸也が昨シーズンにマークした『4.753』のツアー記録を更新。平均ストローク部門でも1位(69.341)となり、賞金王も獲得した。
2位には、『メルセデス・ベンツトータルポイントランキング』と『イーグル率』で1位を獲得している蝉川泰果、3位には『パーキープ率』と『トータルドライビング』で1位に輝いた金谷拓実が入り、賞金ランキングトップ3がそのままバーディ率でもトップ3となっている。
【2023年バーディ率 トップ10】
1位:中島啓太(4.789)
2位:蝉川泰果(4.734)
3位:金谷拓実(4.434)
4位:石川遼(4.324)
5位:永野竜太郎(4.314)
6位:鈴木晃祐(4.258)
7位:清水大成(4.256)
8位:A・クウェイル(4.254)
9位:小斉平優和(4.194)
10位:大槻智春(4.161)