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宮里聖志ジュニアレッスン【2回目】 <br>右手人さし指を少し絞り込む

宮里聖志ジュニアレッスン【2回目】 <br>右手人さし指を少し絞り込む

今年も開催された宮里道場ジュニア合宿。多くのジュニアゴルファーが全国から集まるこのイベントで、講師を勤めた宮里聖志に“これからゴルフを始めるジュニアに伝えたいこと”を聞いた! お子様の指導に役立ててください。

配信日時:2017年9月7日 08時00分

宮里家の基本
右手人さし指を少し絞り込む

 第1回に引き続き、宮里家流スイングにおける基本の基本、グリップについてレッスンします。ゴルフを始めるうえで一番大切な「グリップ」なので、しっかり自分のものしてください。

右手人さし指とグリップ圧が大切

 右手人さし指の握り方も大切なポイントです。ジュニアゴルファーは手が小さいこともあり、右手人さし指が中指についた形でグリップしていることが多いです。しかし、宮里流では、右手人さし指は拳銃の引き金を引くような形に絞り込んで握ります。


 こうすることでグリップ、シャフト、ヘッドが連動して動きやすくなり、よりイメージ通りのショットが打ちやすくなるからです。


 そして、クラブとの一体感を生かすためにも、右手人さし指の形とともに重要なのがグリップ圧です。宮里流は35パーセントの力で握ることをオススメしています。もちろん、“ギュ”っと強く握りすぎるのはダメですが、弱すぎてもいけません。35パーセントぐらいのイメージで握るのが、ちょうどいいグリップ圧になるはずです。

 強く握ってしまうと、スイング中の体の色々なところにリキミが出てしまい、スイング軌道はもちろん、距離感などのフィーリングにも悪影響があります。

右手人さし指で引き金を引く形

クラブとの一体感を出すために、右手人さし指は少し離して握る

クラブとの一体感を出すために、右手人さし指は少し離して握る

グリップ圧は強すぎず弱すぎず

グリップを握る強さの目安は35パーセント。強すぎるのはもちろんダメだが、極端に弱いのもミスにつながる

グリップを握る強さの目安は35パーセント。強すぎるのはもちろんダメだが、極端に弱いのもミスにつながる

【前回のおさらい】
指のツケ根で握りややフックグリップにする

 手が小さいジュニアは、手のヒラの中心で握ってしまいがち。しかし、指先から離れた部分で握ってしまうと、フィーリングが鈍感になってしまい、上達の妨げになってしまいます。必ず指のツケ根に添わせるようにグリップしましょう。


 そして、ややフックグリップで握ります。スクエアグリップにしてしまうと、力の弱いジュニアゴルファーは芝や地面の抵抗に負けてしまうことがあるからです。また、フックグリップの方がボールを捕まえやすくなります。


 これで、宮里流グリップの作り方は終了です。自然にグリップできるようになるまで、繰り返し練習してみてください。

指のツケ根で握る

両手とも手のヒラではなく、指のツケ根にグリップがくるように握る。よりフィーリングが出しやすくなる

両手とも手のヒラではなく、指のツケ根にグリップがくるように握る。よりフィーリングが出しやすくなる

ややフックグリップにする

左親指が真上ではなく、少し右にズレた形で握り、親指と人さし指の間にできたラインが両手とも右肩を向くようにする

左親指が真上ではなく、少し右にズレた形で握り、親指と人さし指の間にできたラインが両手とも右肩を向くようにする

宮里家の長兄

宮里聖志

みやざと・きよし/1977年生まれ、沖縄県出身。宮里3兄妹の長兄。父・優さんの教えを熟知しており、その理論をベースとしたジュニアレッスンには定評がある。今年は賞金シード復帰を目指し、チャレンジツアーを中心に戦う。ツアー通算1勝。フリー。

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