PGAツアーがDPワールド(欧州)ツアーとともにサウジアラビアの政府系ファウンド「PIF」と新会社を設立する、という発表から約4週間。沈黙を続けていたタイガー・ウッズ(米国)が2日、ついにツイッターでコメントした。その内容は、裁判所から公開された書類に記載された内容への反論だった。
米フロリダ州パームビーチ郡の第15裁判所が357ページを書類を公開している。同裁判所ではLIVゴルフがPGAツアーを「独占法違反」として訴訟を起こしていたが、両ツアーは現在、その訴訟を取り下げている。しかしその書類の中にはタイガーがジェイ・モナハン会長とともに1年前の2022年6月に行われた「トラベラーズ選手権」でプレーヤーズミーティングに参加した際、PGAツアーが、PIF、LIVゴルフとどのように係争していくかが話し合われた、という内容があった。
これについてタイガーは「週末に公表された書類は、きょうまで一度も見たことがなかった。また僕は2022年のトラベラーズ選手権でのミーティングには出席していない」とだけ記し反論。また書類の中にはタイガーがミーティングで、PGAツアーをサポートする旨の発言も記されていた。果たしてこの反論は何を意味するのか…? タイガーはPGAツアー、DPワールド(欧州)ツアー、PIFの統合に関しては未だ発言をしていない。
4月の[マスターズ]最終日に大会から棄権し、その後足底筋膜炎の手術を受け現在リハビリ中のタイガーは、「四大メジャーの出場」を目指していたが、5月の「全米プロ選手権」、6月の「全米オープン」を欠場。さらに7月にロイヤルリバプールで開催される「全英オープン」にも出場しないことを、主催するR&Aがすでに発表している。