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グレイソン・マレーの死去 両親が「自ら死を選んだ」と声明を発表
30歳のグレイソン・マレーが亡くなったことについて、両親がPGAツアーを通して声明を発表した。
配信日時:配信日時: 2024年5月27日 01時31分
PGAツアー「チャールズ・シュワブチャレンジ」の3日目朝、ツアー通算2勝のグレイソン・マレーが亡くなったことが知らされた。その翌日、26日の朝にマレーの両親であるエリックさんとテリーさんがツアーを通して声明を発表。死は「自ら選んだものだった」ことを明かした。
「この24時間、息子が亡くなったことを受け入れようとしてきたが、悪夢だった。答えのない疑問がたくさんある。ただ一つだけ分かることがある。息子は愛されていたか? その答えはイエス。私たち、弟のキャメロン、妹のエリカ、親族一同、友人、仲間、そしてこれを読んでいるみんなに愛されていた」
そして「PGAツアーをはじめ、ゴルフ界のすべてから寄せられた支援に感謝している。グレイソンの人生は必ずしも楽なものではなかった。彼は自ら死を選びましたが、今は安らかに眠っています」と結んだ。
マレーは2017年の「バーバゾル選手権」でツアー初優勝。3年前には自身がアルコール依存症であること、メンタルヘルスに苦しんでいることをSNSで公表し、「PGAツアーはこの選手の問題を見過ごしている」と投稿した。今年の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」で復活の2勝目を飾った。
今大会の2日目に16ホールを終えて棄権。翌朝に30歳と惜しまれる若さで帰らぬ人となった。
ジェイ・モナハン会長は「グレイソンの投稿を見て、すぐに連絡を取った。ここ数年は彼と多くの時間を過ごし、彼のことを理解することに努めた。どうすればみなを助けることをできるかも話し合ってきた」という。
「グレイソンの死去には本当に打ちのめされている。彼から本当にたくさんのことを学んだのに」。PGAツアーは精神的な危機を感じている場合は、米国の危機管理ライフライン(988)に電話するか、ウェブサイトを見るよう呼びかけた。(文・武川玲子=米国在住)
◆悩みの相談先
・こころのオンライン避難所
https://jscp.or.jp/lp/selfcare/
◆電話やSNSによる相談窓口
・#いのちSOS(電話相談、0120-061-338)
https://www.lifelink.or.jp/inochisos/
・チャイルドライン(電話相談、0120-99-7777)
https://childline.or.jp/index.html
・NPO法人ライフリンク「生きづらびっと」(SNS相談)
https://yorisoi-chat.jp/
・NPO法人「あなたのいばしょ」(SNS相談)
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・NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア「こころのほっとチャット」(SNS相談)
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