コロナ禍からの社会・経済活動正常化が本格的にスタートした2023年上半期だったが、ゴルフツアー界も賑わいを取り戻した前半戦だった。どんな出来事があったのか、ALBA Netの人気記事や人気動画、人気写真から振り返ってみたい。
2023年上半期の人気動画だが、スイング編とその他編に分けてみた。
■スイング編
1位 渋野日向子のドライバースイング(後方)
2位 原英莉花のドライバースイング(正面)
3位 これぞプロテク!勝みなみの歩きリフティング
1位は2019年「AIG全英女子オープン」覇者で、今も多くの人が注目する渋野日向子。ただし、今季は3月の「LPGAドライブオン選手権」7位が最高位で、6月末の「KPMG全米女子プロ」、7月上旬の「全米女子オープン」というメジャー2試合はともに予選落ちを喫している。
帰国して臨んだ5、6月の日本2試合も予選落ち。それを含むと4試合連続予選落ちだけに調子が気になるところだが、痛めている左手の状態を加味し、インターロッキンググリップ(左手人差し指と右手小指を絡ませる)から野球のバットを握るように持つ「テンフィンガーグリップ」を試すなど、試行錯誤の2カ月間だったのは間違いない。
それでも「全米女子オープン」では以前のグリップに戻し、痛みがなかったことから明るい表情も戻ってきた。早く景気のいいシブコ節が聞きたい、見たいと願っているファンは多いはずだ。
2位は人気女子プロ・原英莉花のドライバースイング。そして3位はスイングでこそないものの、今シーズンから米国女子のツアーメンバーとなった勝みなみが、練習ラウンド中に見せた「歩きリフティング」。異国の地で戦う中、ちょっとしたリフレッシュを図りながら日々を過ごすなど、うまくモチベーションを保っているといえるだろう。
■その他編
1位 古江彩佳と西村優菜がハワイのビーチで一言!
2位 「LPGAドライブオン選手権」アルバトロスを達成した笹生優花のインタビュー
3位 シェブロン選手権、かなり水は濁っていますが… 大会恒例のダイブは継続!
その他編の1位は、「ロッテ選手権」の前に実現した古江彩佳と西村優菜の対談。ロッテ選手権の意気込みなどを語ってもらったが、普段は見せない二人の笑顔が物語るように、束の間の休息となったようだ。
2位はLPGAドライブオン選手権2日目、2番パー5でアルバトロスを達成した笹生優花のインタビュー。2021年の全米女子オープン覇者でさえ「初めて」という経験だったら、笑顔がはじけないはずはない。「獲ろうと思って獲れるものじゃないし、ゴルフ人生でとれたらラッキー。ほんとに思い出に残る」というガッツポーズが印象的だった。
3位は今季のメジャー第1戦「シェブロン選手権」(4月)で、恒例の池への優勝者ダイブ。かなり水は濁っていたが、プレーオフの末にエンジェル・イン(米国)を振りきったリリア・ヴ(米国)は、躊躇なく池へ飛び込んだ。今年から会場はザ・クラブatカールトン・ウッズ(テキサス州)に変更となったが、その儀式はしっかりと受け継がれている。