全38試合にわたった国内女子ツアーの2023年シーズン。1年間を各部門のスタッツで振り返る。今回は『トータルドライビング』。
トータルドライビングとは、ドライビングディスタンス(DD)とフェアウェイキープ(FW)率の順位を合算した値。この合計ポイント(pt)が小さいほど、ドライバーの総合力が優れているということになる。
今年『49pt』で1位を獲得したのは、同部門で上位常連の稲見萌寧。FW17位、DD32位とともに高水準で、ドライバー巧者NO.1の座についた。
稲見は今季、米国女子ツアーとの共催大会「TOTOジャパンクラシック」で優勝。来シーズンは海外に主戦場を移すことになる。その卓越したショット力で、ルーキーイヤーからツアー2勝目をつかみにいく。
ランキング2位には申ジエ(韓国)、3位には原英莉花が続いた。それぞれFW5位、DD8位と稲見を上回ったが、ジエはDD45位、原はFW43位が響き、1位にはわずかに届かなかった。
2季連続の年間女王に輝き、FW1位の山下美夢有は鈴木愛と並ぶ5位だった。
【トータルドライビング トップ10】
1位:稲見萌寧(49pt)
2位:申ジエ(50pt)
3位:原英莉花(51pt)
5位:山下美夢有(54pt)
5位:鈴木愛(54pt)
7位:吉田優利(55pt)
8位:竹田麗央(58pt)
9位:阿部未悠(61pt)
9位:仁井優花(61pt)