JLPGAツアー
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幡野夏生が最終プロテストに向けて仕上げにかかる「あとはどれだけ目の前の一打にベストを尽くせるか」【プロテスト2022注目選手】
11月に行われる2022年度JLPGA最終プロテストの注目選手を先取り。ここから川崎春花、尾関彩美悠のように、来季ルーキーでツアー初優勝を遂げる選手が現れるかも。
配信日時: 2022年10月25日 23時00分
今季もメジャーを制した川崎春花、尾関彩美悠といったルーキーが活躍している国内女子ツアー。それだけに、11月に控えた今年の最終プロテストにも新たなヒロインとなる原石がたくさんエントリーしている。そこで注目の選手を先取りするべく、ヒロイン候補をピックアップ! これを読めばプロテスト、そして来年のツアーがより面白くなること間違いなし。
笑顔で優勝カップを掲げる幡野夏生【写真】
ここではマイナビネクストヒロインツアー第9戦「みちのくコカ・コーラレディース」で優勝を遂げた幡野夏生に注目。幡野は黄金世代のひとつ上の世代で、永井花奈や脇元華、宮田成華、松田鈴英らと同級生だ。プロテストは今年で7回目の受験で、昨年も最終プロテストに出場している。
ネクストヒロインツアー優勝後に幡野は「勝ったことで取り組んできたことが報われたような、勝つってこんなに嬉しいことなんだなと実感しました。もっとうまくなりたい気持ちが強まり、ゴルフのことを考える時間がさらに増えました。あと、シンプルに周りの人から言ってもらえる“おめでとう”って言葉が嬉しかったです」と、最終プロテストに向けてさらにゴルフへの意欲が強まったと話す。
幡野は過去にレギュラーツアーへの出場経験もあり、2019年「富士通レディース」では5位の成績を残している。だが、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の規定変更により、ツアー出場権をかけた予選会(QT)への参加資格が一部例外を除き正会員のみに限られてしまい、
幡野がツアー復帰するには“プロテスト合格”が必須になった。
合格率が4%以下と言われる最終プロテスト。プロテスト合格はJLPGAツアーに出場するためのスタートライン。年に1度しかないチャンスに全力をかけて挑むのだが、テスト不通過が続けば年々プレッシャーは大きくなる。「毎年、大丈夫かな、落ちたらまた一年待たなきゃいけないなと考え、年を追うごとにその重みが増してきています」と、不安が見え隠れする本音を明かした。
どうやって気持ちを支えているのか聞いてみると、「家族、スポンサーさん、応援してくれる方々がいなければとっくに辞めています。あとは鹿又芳典さんに習いはじめて、理論的にゴルフを考えられるようになりました。ゴルフがうまくなりたいという思いで、ギリギリのメンタルで頑張れています。毎日成長し続けるのは難しいですが、結果がよかったときに稼いだお金で焼肉をみんなで食べる時間が至福のひとときです」と、周囲の支えあっての今があると話す。
「最近は、毎日スコアの目標を立て、必要な課題にそった練習をしています。ラウンドや練習で、よかったことと悪かったことをコーチに話し合ってもらったりしているので、テストの緊張した中でどれだけ自分の実力を出せるか、楽しみな気持ちもあります。あとはどれだけ目の前の一打にベストを尽くせるかが課題です」と11月1日から始まる最終プロテストに向けて仕上げにかかっていることを明かし、「井上誠一さんと仲よくやってきます」と笑顔で続けた。
言わずと知れた名匠・井上誠一は、最終プロテスト開催コースである大洗ゴルフ倶楽部のコース設計者。「仲よくしたい」というのは、幡野がそれだけコースを研究して準備を整えているということだ。
そして幡野は、「ギャラリーを興奮させられるようなプレーヤーになりたい」と、最後に力強く言い切った。(取材・文/高木彩音)
笑顔で優勝カップを掲げる幡野夏生【写真】
ここではマイナビネクストヒロインツアー第9戦「みちのくコカ・コーラレディース」で優勝を遂げた幡野夏生に注目。幡野は黄金世代のひとつ上の世代で、永井花奈や脇元華、宮田成華、松田鈴英らと同級生だ。プロテストは今年で7回目の受験で、昨年も最終プロテストに出場している。
ネクストヒロインツアー優勝後に幡野は「勝ったことで取り組んできたことが報われたような、勝つってこんなに嬉しいことなんだなと実感しました。もっとうまくなりたい気持ちが強まり、ゴルフのことを考える時間がさらに増えました。あと、シンプルに周りの人から言ってもらえる“おめでとう”って言葉が嬉しかったです」と、最終プロテストに向けてさらにゴルフへの意欲が強まったと話す。
幡野は過去にレギュラーツアーへの出場経験もあり、2019年「富士通レディース」では5位の成績を残している。だが、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の規定変更により、ツアー出場権をかけた予選会(QT)への参加資格が一部例外を除き正会員のみに限られてしまい、
幡野がツアー復帰するには“プロテスト合格”が必須になった。
合格率が4%以下と言われる最終プロテスト。プロテスト合格はJLPGAツアーに出場するためのスタートライン。年に1度しかないチャンスに全力をかけて挑むのだが、テスト不通過が続けば年々プレッシャーは大きくなる。「毎年、大丈夫かな、落ちたらまた一年待たなきゃいけないなと考え、年を追うごとにその重みが増してきています」と、不安が見え隠れする本音を明かした。
どうやって気持ちを支えているのか聞いてみると、「家族、スポンサーさん、応援してくれる方々がいなければとっくに辞めています。あとは鹿又芳典さんに習いはじめて、理論的にゴルフを考えられるようになりました。ゴルフがうまくなりたいという思いで、ギリギリのメンタルで頑張れています。毎日成長し続けるのは難しいですが、結果がよかったときに稼いだお金で焼肉をみんなで食べる時間が至福のひとときです」と、周囲の支えあっての今があると話す。
「最近は、毎日スコアの目標を立て、必要な課題にそった練習をしています。ラウンドや練習で、よかったことと悪かったことをコーチに話し合ってもらったりしているので、テストの緊張した中でどれだけ自分の実力を出せるか、楽しみな気持ちもあります。あとはどれだけ目の前の一打にベストを尽くせるかが課題です」と11月1日から始まる最終プロテストに向けて仕上げにかかっていることを明かし、「井上誠一さんと仲よくやってきます」と笑顔で続けた。
言わずと知れた名匠・井上誠一は、最終プロテスト開催コースである大洗ゴルフ倶楽部のコース設計者。「仲よくしたい」というのは、幡野がそれだけコースを研究して準備を整えているということだ。
そして幡野は、「ギャラリーを興奮させられるようなプレーヤーになりたい」と、最後に力強く言い切った。(取材・文/高木彩音)