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【辻にぃスイング見聞】元世界NO.1は自然体で振る 申ジエの肝はフットワークにあり
【辻にぃスイング見聞】元世界NO.1は自然体で振る 申ジエの肝はフットワークにあり
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2017年12月14日 09時05分
今季国内女子ツアーで活躍した注目選手のスイングから強さの要因を探る“Playback LPGATour2017”。第13回は元世界ランキング1位の申ジエ(韓国)をフォーカス。今季は平均ストローク1位(70.2920)と抜群の安定感を誇ったジエのスイングを、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏に解説してもらった。
【連続写真】縦振り&フットワークが安定感を生み出す
今年もツアー2勝を挙げ、賞金ランキング5位と活躍したジエさんですが、国内女子ツアーでは最もボールと体の距離が近い選手です。そのため、無理に上体の前傾姿勢をつくらず、自然体に近い状態で立っています。ボールと体の距離が近い分、スイングは自然と縦振りになります。バックスイングではグリップエンドが真下を向いて、クラブヘッドが上を向く形をつくっていますが、それだけ縦に振る意識が強いのでしょう。その後で左肩を入れることで上体を十分に捻転しています。
スイング中、カカトに重心を乗せると、クラブヘッドが体から遠いところを動くドアスイングになりがちですが、ジエさんは10本の指にしっかりと重心を乗せていますね。これもクラブを縦に振れる要因です。体重移動は必ず目標方向に対して行い、体の開きを最小限に抑えています。
ダウンスイングでは、右ワキをこれ以上ないぐらい締めていますが、同時に右腕をうまくたたむことで、クラブを縦に振る準備をしています。ボールとの距離が近いにもかかわらず、インパクト前後で窮屈感がないのも、右腕のたたみがあるからです。また、このたたみが、フォロースルーで右腕をしっかり伸ばすことにもつながっています。
写真で見ると、フットワークをそれほど使っているように見えないかもしれませんが、実際は違います。ジエさんの場合、上体に力を入れていないことが最大の特徴であり、フットワークを使わなくなると、上体に力が入るため、その特性を生かせなくなります。先ほどの腕のたたみも力が入っていないからこそできる技です。狭い空間でクラブを縦に振れなくなるだけに、フットワークがスイングの肝だといえるでしょう。
【連続写真】縦振り&フットワークが安定感を生み出す
今年もツアー2勝を挙げ、賞金ランキング5位と活躍したジエさんですが、国内女子ツアーでは最もボールと体の距離が近い選手です。そのため、無理に上体の前傾姿勢をつくらず、自然体に近い状態で立っています。ボールと体の距離が近い分、スイングは自然と縦振りになります。バックスイングではグリップエンドが真下を向いて、クラブヘッドが上を向く形をつくっていますが、それだけ縦に振る意識が強いのでしょう。その後で左肩を入れることで上体を十分に捻転しています。
スイング中、カカトに重心を乗せると、クラブヘッドが体から遠いところを動くドアスイングになりがちですが、ジエさんは10本の指にしっかりと重心を乗せていますね。これもクラブを縦に振れる要因です。体重移動は必ず目標方向に対して行い、体の開きを最小限に抑えています。
ダウンスイングでは、右ワキをこれ以上ないぐらい締めていますが、同時に右腕をうまくたたむことで、クラブを縦に振る準備をしています。ボールとの距離が近いにもかかわらず、インパクト前後で窮屈感がないのも、右腕のたたみがあるからです。また、このたたみが、フォロースルーで右腕をしっかり伸ばすことにもつながっています。
写真で見ると、フットワークをそれほど使っているように見えないかもしれませんが、実際は違います。ジエさんの場合、上体に力を入れていないことが最大の特徴であり、フットワークを使わなくなると、上体に力が入るため、その特性を生かせなくなります。先ほどの腕のたたみも力が入っていないからこそできる技です。狭い空間でクラブを縦に振れなくなるだけに、フットワークがスイングの肝だといえるでしょう。