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片山晋呉のスイング改造の完成度は“7割5分” 「スイングと球筋が合ってきた」

片山晋呉のスイング改造の完成度は“7割5分” 「スイングと球筋が合ってきた」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年12月28日 12時00分

少し補足すると、3つの数字を全部上げればいいというわけではない。片山のスイング改造をサポートしてきたプロコーチの吉田直樹氏は、「スイングタイプによって回転が強い人、縦が強い人、スライドが強い人がいる。全部を平均的に上げる必要はない」という。続けて「ダスティン・ジョンソンは回転だけであれだけ飛ばしていますし、グリップの握り方やスタンス幅でもスイングは変わります。片山プロは最初、縦と回転がほとんどなくて、横しかなかった。やはり飛距離を伸ばすなら縦の力が必要。だから横を減らして縦を増やしていきました。でも回転しないと方向性は良くならない。そのあたりのバランスが大事です」と吉田氏はいう。

実際、米ツアー通算9勝のマット・クーチャー(米国)は、『スイングカタリスト』で上下の動きを入れたら、一時300ヤード飛ぶようになった。しかし、突然フックが出るようになり、また飛ばないスライスに戻したという。地面反力が使えて飛距離が伸びても稼げるとは限らない。

片山自身も今年は少ない試合の中で試行錯誤を重ねてきた。「これはやりすぎるからここまではいらないとか、そんなのもありました。足をメインに使うスイングに変えて、それが試合でもできてきて、もう少しこういうことをやっていけば良くなるなという方向性が見えてきた。それが良かった」。具体的な動きについては話してくれなかったが、飛距離とコントロール性の両方を手に入れつつあるようだ。

スイングの完成度は“7割5分”と言いながらも、片山が目指す最終形は現在もアップデートされている。「この夏くらいから秋の3カ月くらいで、また新しい理論が出てきて、それも勉強したんだけど、またちょっと違うんだよね。やるかやらないかはわからないけどね、こういう考え方があって、いまはこうなんだなっていう新しい発見はあった」と当然のことのように話す。最後に楽しみなオフになりそうですねと聞くと、「やることが多くて時間が足りないです。1日28時間くらいにしてくれないかな」と片山らしいコメントが返ってきた。

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