PGAツアー
米国男子
全米プロゴルフ選手権
日程 2018年8月9日-8月12日賞金総額 ―
TV/ネット放送予定時松隆光は苦しい展開も…「アメリカで腐りたくない」粘りで予選通過に望みつなぐ
時松隆光は苦しい展開も…「アメリカで腐りたくない」粘りで予選通過に望みつなぐ
配信日時: 2018年8月10日 01時38分
Round 1 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -6 | ゲーリー・ウッドランド |
2 | -5 | リッキー・ファウラー |
3 | -4 | ブランドン・ストーン |
3 | -4 | ザック・ジョンソン |
5 | -3 | オースティン・クック |
5 | -3 | イアン・ポールター |
5 | -3 | パット・ペレス |
5 | -3 | ジェイソン・デイ |
5 | -3 | ブライアン・ゲイ |
5 | -3 | スチュワート・シンク |
<全米プロゴルフ選手権 初日◇9日◇ベルリーブCC(7,316ヤード・パー70)>
先週の世界ゴルフ選手権「ブリヂストン招待」で松山英樹と並び日本勢最上位に入った時松隆光。海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」でも期待を集めたが、初日は3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「73」。3オーバー・100位タイと出遅れるかたちとなった。
【写真】トッププロのスイング連続写真も満載!全米プロ初日のフォトギャラリー
508ヤードという距離の長い出だしの10番でボギーを叩いたが、次の355ヤードと距離の短い11番でバーディを奪うという狙い通りの展開に。だが、15番でラフからの2打目を「無理くり打ってしまった。刻んで3打目勝負でも良かった…」と悔やむ1打はバンカーへ。さらにそこからの3打目は「距離があったので(砂を)薄くとろうと思ったら薄く取り過ぎて…」とまさかのホームラン。痛恨のダブルボギーとなってしまう。
その後もちぐはぐな展開が続く。ボギーが2つきての短いパー4である2番では「完璧なパッティングだったけど…」とカップに蹴られてバーディならず。さらに4番では2打目が木に当たり距離が全く出ず。このホールもボギーと流れを変えられない。
だが、7番で約3mを沈めてこの日最初のバーディを奪うと、次の8番では残り133ヤードからの2打目をピンに絡めて連続バーディ。上がりの9番ではアプローチを寄せきれず約3.2m残したものの、これを沈めてナイスパーフィニッシュ。いいかたちでホールアウトした。
1日を振り返り「途中まで上手くやれていたが、ちょっとしたミスで…」と流れを一気に悪くしたダボを悔やむ。「その後もバンカーショットだったり、アプローチやパターといった自分のいいところを出せるところで上手くできなかった」と唇をかんだ。
それでも苦しい状況からの粘りを評価。「気持ちは切らさずできました。せっかくアメリカまできて腐りたくない、そう思ってやりました。こういう舞台で、自分がキレたらもったいない」。もどかしい状況が長かったが、グッとこらえて上がり2つのバーディへとつなげた。
最後に2つ伸ばしたことで予選突破に望みを残した。「アンダーパーが最低条件ですが、いいパットを決められたら可能性はゼロじゃないと思う。自分らしいプレーをしっかりやって、予選通過につなげられたら」。先週は飛ばし屋バッバ・ワトソン(米国)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)といったビッグネームにも臆さず回った24歳。自分を見失わなければカットラインより上が見えてくる。(文・秋田義和)
先週の世界ゴルフ選手権「ブリヂストン招待」で松山英樹と並び日本勢最上位に入った時松隆光。海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」でも期待を集めたが、初日は3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「73」。3オーバー・100位タイと出遅れるかたちとなった。
【写真】トッププロのスイング連続写真も満載!全米プロ初日のフォトギャラリー
508ヤードという距離の長い出だしの10番でボギーを叩いたが、次の355ヤードと距離の短い11番でバーディを奪うという狙い通りの展開に。だが、15番でラフからの2打目を「無理くり打ってしまった。刻んで3打目勝負でも良かった…」と悔やむ1打はバンカーへ。さらにそこからの3打目は「距離があったので(砂を)薄くとろうと思ったら薄く取り過ぎて…」とまさかのホームラン。痛恨のダブルボギーとなってしまう。
その後もちぐはぐな展開が続く。ボギーが2つきての短いパー4である2番では「完璧なパッティングだったけど…」とカップに蹴られてバーディならず。さらに4番では2打目が木に当たり距離が全く出ず。このホールもボギーと流れを変えられない。
だが、7番で約3mを沈めてこの日最初のバーディを奪うと、次の8番では残り133ヤードからの2打目をピンに絡めて連続バーディ。上がりの9番ではアプローチを寄せきれず約3.2m残したものの、これを沈めてナイスパーフィニッシュ。いいかたちでホールアウトした。
1日を振り返り「途中まで上手くやれていたが、ちょっとしたミスで…」と流れを一気に悪くしたダボを悔やむ。「その後もバンカーショットだったり、アプローチやパターといった自分のいいところを出せるところで上手くできなかった」と唇をかんだ。
それでも苦しい状況からの粘りを評価。「気持ちは切らさずできました。せっかくアメリカまできて腐りたくない、そう思ってやりました。こういう舞台で、自分がキレたらもったいない」。もどかしい状況が長かったが、グッとこらえて上がり2つのバーディへとつなげた。
最後に2つ伸ばしたことで予選突破に望みを残した。「アンダーパーが最低条件ですが、いいパットを決められたら可能性はゼロじゃないと思う。自分らしいプレーをしっかりやって、予選通過につなげられたら」。先週は飛ばし屋バッバ・ワトソン(米国)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)といったビッグネームにも臆さず回った24歳。自分を見失わなければカットラインより上が見えてくる。(文・秋田義和)