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「上田桃子さんに憧れて…」ルーキーの肖像〜 小倉ひまわり
勝みなみら黄金世代の多くが合格した2017年LPGAプロテスト。近年で最も注目された今年、難関を突破した22名の個性を紹介する(取材・文/標英俊)
配信日時: 2017年10月30日 07時00分
黄金世代のひとり・小倉ひまわりは、ゴルフが大好きな父に練習場につれられ、9歳からクラブを握った。「連れていかれていただけだったので興味はなかった(笑)」が、小学4年生から競技に出場しはじめる。そして、小学6年生の頃、2010年『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』で、初めて"憧れのスター"のプレーを生で観戦し、プロの舞台を意識する。
「初めてプロの試合を見にいったときに、上田桃子さんがすごい好きだったので、ラウンドについて回っていました。桃子さんのプレーを見て"ああいうところでやってみたいなぁ"と思ったのが、プロゴルファーを意識した最初の出来事。どうやったらプロになれるか、なんて全然分かっていませんでしたけど(笑)」
中学時代は『関東中学校ゴルフ選手権春季大会』を制するなど活躍を見せるも「プロになれるのかなぁ?なれないのかなぁ?って」と半信半疑。だが高校に入る段階では、「ちゃんと取り組んでプロゴルファーになろう!と。だから大学進学はせず、高校も通信制にする選択に決めました」。
高校2年時の2015年、3年時の2016年に出場した『IMGA世界ジュニアゴルフ選手権』では、畑岡奈紗とペアを組んだ団体戦で連覇。また2015年ステップ・アップ・ツアー『京都レディースオープン』で2位タイ、2016年『ニチレイレディス』で9位タイなど、プロツアーでも名前を売った。
自身のプレースタイルを「いいスコアが出るときは、ショットで寄せて決めるタイプ。ハマるときはけっこうスコアが出せる」と話すとおり、アイアンショットが武器で、ノリはじめると爆発力を発揮するタイプ。最終プロテストでも3日目まではトータル1アンダー・20位タイだったが、最終日に"65"を叩き出し、5位タイまで順位を上げた。
高校に上がったタイミングで、先を見据えて弱点克服に取り組んだ。「アプローチはもともとすっごく苦手でした。小学校、中学校時代はグリーンを外して、パーオンできなかったらボギー…っていうが当たり前だったんです。アイアンが調子がいいときはパーオン率が高かったので、大叩きはなかったですが、だんだん距離が長くなって、これはまずい…と」。師事したのは、今年80歳を迎える小川貞雄プロ。「小川さんに習ってからアプローチが楽しくなった。チップインなんて出なかったのに、月に1〜2回出るようになって。自分の意図した場所に落として、寄せる…という技術が徐々についてきて、嬉しかった。いまはアプローチ好きです(笑)」。
160cmでガッチリとした体格だが、ゴルフ以外のスポーツ歴はない。が、2歳から和太鼓の経験あり。「母が和太鼓の先生(葵太鼓)をやっていて、始めたのはゴルフより全然早い。私も小さい頃にお祭りで披露したことがあります。自分では全然覚えてないんですが、2歳の頃に東京武道館の舞台に立ったこともあるみたいです」。"披露してもらえる?"と聞いたところ…「いまもやりたい。けどゴルフをやっている以上できないんです。本気でやったら1曲でも足腰にきますし、血豆もできるので」と、かなりハードなんだとか。
プライベートでは基本的は"外に出たくない派"だが、「いろいろなスポットを急いで回るのは好きではないですが、ひとつの場所に篭るのが好きなんです」と映画鑑賞やスポーツ観戦は趣味のひとつ。「この前は、永井花奈ちゃんと一緒に広島対巨人戦を見に行きましたし、高校時代に茨城に拠点を作っていましたが、鹿島アントラーズのスタジアムから5分くらいの距離だったので、よく観にいきましたね。一番興奮したのは鹿島アントラーズとガンバ大阪の試合。ガンバの宇佐美選手が好きだったので(笑)」。
まずはシードプロとなり、稼げるようになることが目標だが、小学6年生の頃からの夢の舞台がある。「父が録画していてよく見ていたからですが、その頃から『全英女子オープン』に優勝したいと思っていました。人生の目標と言われると、その場面を思い浮かべます」。
小倉ひまわり プロフィール
●所属/フリー
●出身地/東京都江東区
●出身校/日出高等高校(東京都)
●生年月日/1998年7月25日
●身長/160cm
●体重/60kg
●血液型/A型
●ゴルフ歴/9歳〜
●得意クラブ/アイアン
●1W平均飛距離/240ヤード
●プロテスト受験回数/1回目
●趣味/食べること
●特技/和太鼓
●好きな色/青、黄色
●目標とするプロゴルファー/上田桃子
●ファンへのメッセージ/
まだ出始めの私ですが、これから頑張っていくので応援よろしくお願いします。一番欲しいものは優勝。同年代の活躍は刺激になります。勝みなみちゃんは昔から上にいるので、追いつきたい。
●地元自慢してください!/
地元の門前仲町には、富岡八幡宮があります。「水かけ祭り」は東京でも有名なお祭りなんです。
「初めてプロの試合を見にいったときに、上田桃子さんがすごい好きだったので、ラウンドについて回っていました。桃子さんのプレーを見て"ああいうところでやってみたいなぁ"と思ったのが、プロゴルファーを意識した最初の出来事。どうやったらプロになれるか、なんて全然分かっていませんでしたけど(笑)」
中学時代は『関東中学校ゴルフ選手権春季大会』を制するなど活躍を見せるも「プロになれるのかなぁ?なれないのかなぁ?って」と半信半疑。だが高校に入る段階では、「ちゃんと取り組んでプロゴルファーになろう!と。だから大学進学はせず、高校も通信制にする選択に決めました」。
高校2年時の2015年、3年時の2016年に出場した『IMGA世界ジュニアゴルフ選手権』では、畑岡奈紗とペアを組んだ団体戦で連覇。また2015年ステップ・アップ・ツアー『京都レディースオープン』で2位タイ、2016年『ニチレイレディス』で9位タイなど、プロツアーでも名前を売った。
自身のプレースタイルを「いいスコアが出るときは、ショットで寄せて決めるタイプ。ハマるときはけっこうスコアが出せる」と話すとおり、アイアンショットが武器で、ノリはじめると爆発力を発揮するタイプ。最終プロテストでも3日目まではトータル1アンダー・20位タイだったが、最終日に"65"を叩き出し、5位タイまで順位を上げた。
高校に上がったタイミングで、先を見据えて弱点克服に取り組んだ。「アプローチはもともとすっごく苦手でした。小学校、中学校時代はグリーンを外して、パーオンできなかったらボギー…っていうが当たり前だったんです。アイアンが調子がいいときはパーオン率が高かったので、大叩きはなかったですが、だんだん距離が長くなって、これはまずい…と」。師事したのは、今年80歳を迎える小川貞雄プロ。「小川さんに習ってからアプローチが楽しくなった。チップインなんて出なかったのに、月に1〜2回出るようになって。自分の意図した場所に落として、寄せる…という技術が徐々についてきて、嬉しかった。いまはアプローチ好きです(笑)」。
160cmでガッチリとした体格だが、ゴルフ以外のスポーツ歴はない。が、2歳から和太鼓の経験あり。「母が和太鼓の先生(葵太鼓)をやっていて、始めたのはゴルフより全然早い。私も小さい頃にお祭りで披露したことがあります。自分では全然覚えてないんですが、2歳の頃に東京武道館の舞台に立ったこともあるみたいです」。"披露してもらえる?"と聞いたところ…「いまもやりたい。けどゴルフをやっている以上できないんです。本気でやったら1曲でも足腰にきますし、血豆もできるので」と、かなりハードなんだとか。
プライベートでは基本的は"外に出たくない派"だが、「いろいろなスポットを急いで回るのは好きではないですが、ひとつの場所に篭るのが好きなんです」と映画鑑賞やスポーツ観戦は趣味のひとつ。「この前は、永井花奈ちゃんと一緒に広島対巨人戦を見に行きましたし、高校時代に茨城に拠点を作っていましたが、鹿島アントラーズのスタジアムから5分くらいの距離だったので、よく観にいきましたね。一番興奮したのは鹿島アントラーズとガンバ大阪の試合。ガンバの宇佐美選手が好きだったので(笑)」。
まずはシードプロとなり、稼げるようになることが目標だが、小学6年生の頃からの夢の舞台がある。「父が録画していてよく見ていたからですが、その頃から『全英女子オープン』に優勝したいと思っていました。人生の目標と言われると、その場面を思い浮かべます」。
小倉ひまわり プロフィール
●所属/フリー
●出身地/東京都江東区
●出身校/日出高等高校(東京都)
●生年月日/1998年7月25日
●身長/160cm
●体重/60kg
●血液型/A型
●ゴルフ歴/9歳〜
●得意クラブ/アイアン
●1W平均飛距離/240ヤード
●プロテスト受験回数/1回目
●趣味/食べること
●特技/和太鼓
●好きな色/青、黄色
●目標とするプロゴルファー/上田桃子
●ファンへのメッセージ/
まだ出始めの私ですが、これから頑張っていくので応援よろしくお願いします。一番欲しいものは優勝。同年代の活躍は刺激になります。勝みなみちゃんは昔から上にいるので、追いつきたい。
●地元自慢してください!/
地元の門前仲町には、富岡八幡宮があります。「水かけ祭り」は東京でも有名なお祭りなんです。