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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】生涯スポーツのゴルフを広めレジェンドを増やすツアーの使命
【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】生涯スポーツのゴルフを広めレジェンドを増やすツアーの使命
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2018年3月27日 12時58分
だが、レジェンドといい換えてもいい殿堂入りプレーヤー(Hall of Famer)の選出だ。1回、賞金タイトルを取っただけ(もちろん、すごいことではあるのだが)の選手や、短期間活躍しただけの選手ではなく、ゴルフ界に貢献したプラスアルファが必要になるはずだ。だからこそ、ノミネートして、選考する過程がとられている。
もちろん、有資格者だけなら候補者はたくさんいる。しかし、女子ツアーの現状を見ると、なかなか“殿堂入りに値する選手”は生まれにくい。若い選手が入れ替わり立ち替わり活躍し、一定の年齢になるとツアーを離れてしまう者も少なくないからだ。
選手たちの人生が、それぞれの物であるのはいうまでもない。早いうちに活躍して、結婚して子供を産み、俗にいう“女性としての幸せ”を手にするのもよし、ゴルフを離れて他のビジネスをするのも悪くない。だが、すでに第二の人生を意味する“セカンドキャリア”ではなく“パラレルキャリア”が語られる時代に入っている。生涯スポーツであるゴルフを司り、また、日本の女性プロアスリートの最も力を持った団体であるLPGAは、ここを重要視する必要がある。
女性の生き方は、年々多様化している。仕事で活躍し、それを続けながら出産し、子供を育てる。あるいは、出産、育児で形態は変わっても仕事を続ける。独身のまま、仕事を極めていくことも当然、選択肢の一つだ。スポーツ選手という厳しい環境にありながら、女子プロゴルファーは多くの選択肢を持つことができる。これを追求していくことは、ゴルフ普及のためにも、LPGAのためにも、非常に大切なことに思われる。
人々の心身の健康に大きく寄与するゴルフの魅力を広めるという大きな役割を日本プロゴルフ殿堂を支えるプロ3団体は担っている。そこには、ゴルフとともにある女性の生き方も含まれている。もっと多くの“レジェンド”といわれる女子プロゴルファーを輩出するために、50年、100年先を見据えなければならない。
日本ゴルフ協会(JGA)が加わって、プロゴルフ殿堂がゴルフ殿堂になり、プロだけでなくもっと広い意味でゴルフを広めるべきなのはいうまでもない。だが、それは別の機会に。(小川淳子)
もちろん、有資格者だけなら候補者はたくさんいる。しかし、女子ツアーの現状を見ると、なかなか“殿堂入りに値する選手”は生まれにくい。若い選手が入れ替わり立ち替わり活躍し、一定の年齢になるとツアーを離れてしまう者も少なくないからだ。
選手たちの人生が、それぞれの物であるのはいうまでもない。早いうちに活躍して、結婚して子供を産み、俗にいう“女性としての幸せ”を手にするのもよし、ゴルフを離れて他のビジネスをするのも悪くない。だが、すでに第二の人生を意味する“セカンドキャリア”ではなく“パラレルキャリア”が語られる時代に入っている。生涯スポーツであるゴルフを司り、また、日本の女性プロアスリートの最も力を持った団体であるLPGAは、ここを重要視する必要がある。
女性の生き方は、年々多様化している。仕事で活躍し、それを続けながら出産し、子供を育てる。あるいは、出産、育児で形態は変わっても仕事を続ける。独身のまま、仕事を極めていくことも当然、選択肢の一つだ。スポーツ選手という厳しい環境にありながら、女子プロゴルファーは多くの選択肢を持つことができる。これを追求していくことは、ゴルフ普及のためにも、LPGAのためにも、非常に大切なことに思われる。
人々の心身の健康に大きく寄与するゴルフの魅力を広めるという大きな役割を日本プロゴルフ殿堂を支えるプロ3団体は担っている。そこには、ゴルフとともにある女性の生き方も含まれている。もっと多くの“レジェンド”といわれる女子プロゴルファーを輩出するために、50年、100年先を見据えなければならない。
日本ゴルフ協会(JGA)が加わって、プロゴルフ殿堂がゴルフ殿堂になり、プロだけでなくもっと広い意味でゴルフを広めるべきなのはいうまでもない。だが、それは別の機会に。(小川淳子)