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初優勝の川岸史果、飛ばしのコツはテレサ・ルーと共通する下半身の動きにアリ!【辻にぃ見聞】
初優勝の川岸史果、飛ばしのコツはテレサ・ルーと共通する下半身の動きにアリ!【辻にぃ見聞】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2017年9月19日 03時49分
また川岸のスイングの大きな特徴であるテークバックで30cmくらい引いたところで一瞬の“静”をつくることについては、「練習の一環でこの動作を始めたことが、打ち込んでるうちにポイントとタイミングがあったのでしょう。それがコースでやってみてもハマったから、試合でも継続してやっているのだと思います。この動作をやる理由は2つあります。1つは自分なりのタイミングの取り方としている点。もう1つが体の開きを抑えて、前傾を保つためでしょう。インパクトにアジャストしようと体を動かしても浮き上がったり体が開いたりとどこかでズレが出るもの。それを思い切って30cm手前の静止したところに振り下ろすイメージでクラブを降ろすことで、状態が浮いたり体が開くのを抑えています。彼女なりの工夫と言えるでしょう」
■アメリカ挑戦もチャンスあり!最終予選会場は飛ばし屋有利
川岸は「全米女子OPに出て世界レベルを体感しましたし、アメリカのコースは洋芝であったりしてまた違う楽しさがあります。アメリカは飛距離があるほうが生かされるコース設計なので、自分も少しはチャンスかなと」と話しており、今後10月に行われる米ツアーのセカンドQTを受験して来季の米ツアー参戦を目指すことを視野に入れている。これについて辻村氏も太鼓判を押す。
「今、アメリカはドライバーの飛距離、そしてアイアンの高さが求められるコースセッティングの大会が多い。リディア・コみたいな技巧派もいますが、アリヤ・ジュタヌガーンやレクシー・トンプソンなどが活躍するパワーゴルフとなっています。その中でも川岸さんの飛距離、高さは見劣りしません。十分上位クラスです。アリヤ、レクシーといった規格外の選手たちと同等、とまでは言えませんが食らいついていけるだけのレベルにはあると思います」
また、川岸の普段の立ち居振る舞いも推薦材料の1つ。「川岸さんはルーキーですが、会場で不安そうな表情を見せたり、誰かと行動するようなことがありません。自分がゴルフ場に何をしに来ているか分かっている。当たり前のことのように感じるかもしれませんが、ツアー参戦初年度で中々できることではありません。川岸さんはやることが明確で、動きに無駄がない。目指す先も明確だから強い選手と同じような時間の使い方ができています。練習ラウンドの仕方も素晴らしい。試合を想定してできている。ピンポジを想定してアプローチなども考えている。スイングチェックなどをせず、今コースでやるべきことのみを行っている。中身の濃いラウンドに将来性を感じます」。物怖じしない性格は、異国の地でも普段の力を発揮できそうだ。
米ツアー参戦の権利獲得には10月のセカンドラウンド、そして11月のファイナルラウンドを突破することが条件となる。その最終予選会が行われるフロリダ州オーランドにあるLPGAインターナショナルコースも、川岸のアメリカ参戦を後押ししそうだという。「2つあるうちの1つ、6ラウンド中4ラウンドするほうのコースはワイドで川岸さんのようなパワーヒッターに有利なコースです。この利を活かせば十分にチャンスがあると思いますよ」。
今年すい星のごとくツアーに現れたルーキーはどこまで羽ばたいていくのか。今後も注目して見ていきたい。
■アメリカ挑戦もチャンスあり!最終予選会場は飛ばし屋有利
川岸は「全米女子OPに出て世界レベルを体感しましたし、アメリカのコースは洋芝であったりしてまた違う楽しさがあります。アメリカは飛距離があるほうが生かされるコース設計なので、自分も少しはチャンスかなと」と話しており、今後10月に行われる米ツアーのセカンドQTを受験して来季の米ツアー参戦を目指すことを視野に入れている。これについて辻村氏も太鼓判を押す。
「今、アメリカはドライバーの飛距離、そしてアイアンの高さが求められるコースセッティングの大会が多い。リディア・コみたいな技巧派もいますが、アリヤ・ジュタヌガーンやレクシー・トンプソンなどが活躍するパワーゴルフとなっています。その中でも川岸さんの飛距離、高さは見劣りしません。十分上位クラスです。アリヤ、レクシーといった規格外の選手たちと同等、とまでは言えませんが食らいついていけるだけのレベルにはあると思います」
また、川岸の普段の立ち居振る舞いも推薦材料の1つ。「川岸さんはルーキーですが、会場で不安そうな表情を見せたり、誰かと行動するようなことがありません。自分がゴルフ場に何をしに来ているか分かっている。当たり前のことのように感じるかもしれませんが、ツアー参戦初年度で中々できることではありません。川岸さんはやることが明確で、動きに無駄がない。目指す先も明確だから強い選手と同じような時間の使い方ができています。練習ラウンドの仕方も素晴らしい。試合を想定してできている。ピンポジを想定してアプローチなども考えている。スイングチェックなどをせず、今コースでやるべきことのみを行っている。中身の濃いラウンドに将来性を感じます」。物怖じしない性格は、異国の地でも普段の力を発揮できそうだ。
米ツアー参戦の権利獲得には10月のセカンドラウンド、そして11月のファイナルラウンドを突破することが条件となる。その最終予選会が行われるフロリダ州オーランドにあるLPGAインターナショナルコースも、川岸のアメリカ参戦を後押ししそうだという。「2つあるうちの1つ、6ラウンド中4ラウンドするほうのコースはワイドで川岸さんのようなパワーヒッターに有利なコースです。この利を活かせば十分にチャンスがあると思いますよ」。
今年すい星のごとくツアーに現れたルーキーはどこまで羽ばたいていくのか。今後も注目して見ていきたい。