寄せ切れないのはナゼ?グリーン周りのアプローチ(講師・谷原秀人)
グリーンを外したとしてもアプローチで寄せることができれば、きっちりスコアをまとめることができる。ひとつ上のレベルのゴルフを目指すためにもグリーン周りから寄せるための基礎技術をもう一度再確認しておこう!(本記事はALBA606号に掲載)
配信日時: 2017年3月5日 05時19分
手首の動きを抑えるとヘッドは芯でヒットできる
90切りを目指すなら、パーチャンスにつける位置まで寄せておきたいですよね。そこで覚えたいのが、落ちてから少し球足が長くなるボール。アプローチというとスピンをかけて止めたいという人が多いですが、それはリスクを伴う打ち方で、確率は悪くなります。また、スピンは予想以上にボールが止まり過ぎたり、意外と止まらなかったりと、距離感を合わせるのが難しい。だから、落ちてからコロがるアプローチの方が寄る確率が高くなるのです。
ポイントは手首の動き。パッティングのように、手首の動きを使わずにヘッドを低く長く動かします。ただ、手首はガチガチに固め過ぎないようにしてください。固め過ぎると上半身にも力が入ってしまい、スムーズな動きができなくなってしまうからです。ヘッドの重みを感じられる力感が理想です。
ポイントは手首の動き。パッティングのように、手首の動きを使わずにヘッドを低く長く動かします。ただ、手首はガチガチに固め過ぎないようにしてください。固め過ぎると上半身にも力が入ってしまい、スムーズな動きができなくなってしまうからです。ヘッドの重みを感じられる力感が理想です。
【90切り! 方向性を上げて狙ったラインに乗せる(1)】低い位置からヘッドを入れるとフェース面の動きがブレない
手首の動きを抑えてヘッドを低い位置から入れるようにすると、フェース面の向きが安定します。その結果、ボールを自分の思いどおりの方向に打ち出すことができます。
【90切り! 方向性を上げて狙ったラインに乗せる(2)】ヘッドをできるだけ低い位置で動かす
落ちてからコロがるボールを打つには、軌道を鋭角にし過ぎないことがポイントです。そのため、インパクトゾーンでもヘッドをできるだけ低く長く動かすようにします。
【90切り! 方向性を上げて狙ったラインに乗せる(3)】左手甲を目標方向に向けていく
ヘッドを低く長く動かすときに注意してほしいのが、ヘッドを絶対に減速させないこと。100切りのポイントと同様に加速させながら打つのが重要で、左手甲を目標方向に押し出すように動かします。ただし加速といっても手首を返す動きはNGですよ。
【90切り! 方向性を上げて狙ったラインに乗せる(4)】手元が体から離れないように振る
ヘッドを真っすぐに動かそうとすると、フォローで手元が体から離れやすくなります。そうするとフェース面が開いてしまいシャンクになることもあります。飛球線に対して,アウトサイド・インのカット気味に振ると、体の回転に沿って手元を動かすことができます。
【90切り! 方向性を上げて狙ったラインに乗せる(5)】ウィークで握ると手首の動きが抑えられる
フェース面の動きが安定しない理由のひとつがフックグリップに握り過ぎていること。少しウィーク気味に握ることで、手首がほどよくロックされるので、クラブを体の動きに同調させやすくなります。ウィークに握って、少しハンドファーストにして構えましょう。