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チームワークの意味を考えさせられたW杯【舩越園子コラム】
チームワークの意味を考えさせられたW杯【舩越園子コラム】
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2016年11月28日 03時08分
3年ぶりに開催されたワールドカップはデンマークの初優勝で幕を閉じ、日本は悔しさの残る6位タイで終わった。
最終日の前半、松山英樹と石川遼の日本チームが3番、4番、5番、7番とバーディーを重ねたとき、日本の逆転優勝を期待し、思わず拳を握りしめた日本のファンはきっと多かったことだろう。残念ながら後半は3バーディーにとどまり、他国とのバーディー合戦を勝ち抜くことはできなかった。
石川と松山率いる日本チームは、互いに尊敬し合う良いチームプレーで4日間を戦い抜いた
だが、松山と石川の同級生コンビは、お互いの長所を最大限に活かすべく、力を合わせて戦った。松山のバッグを担ぐ進藤大典キャディ、石川のバッグを担ぐ佐藤賢和キャディ、2人の助言やサポートは日本チームの結束を固める大きな力になっていたはず。日の丸を掲げることを必死に目指した彼らのチームワークは素晴らしいものだった。
ところで、この「チームワーク」の概念は、お国柄や国民性の違いによって、ずいぶん異なるものらしい。2位に4打差を付けて快勝したデンマークのソレン・ケルドセンとトービョーン・オルセンの2人の力の合わせ方は、私たち日本人の感覚からすると、「ホント?」と首を傾げてしまうほどスタイルが異なっていた。
「アグレッシブにひたすら攻めていく」と心に誓ってスタートした最終日の前半、デンマークはなかなかスコアが伸ばせず、他チームの追撃にさらされた。6番でようやくバーディーを奪ったものの、8番では2人ともティショットを大きく曲げてボギー。この時点で2位タイグループとの差はわずか1打。それでも「後半に伸ばせると信じていたから、1打差はあんまり気に病んではいなかった」という考え方はケルドセン、オルセンどちらも同じだった。
最終日の前半、松山英樹と石川遼の日本チームが3番、4番、5番、7番とバーディーを重ねたとき、日本の逆転優勝を期待し、思わず拳を握りしめた日本のファンはきっと多かったことだろう。残念ながら後半は3バーディーにとどまり、他国とのバーディー合戦を勝ち抜くことはできなかった。
石川と松山率いる日本チームは、互いに尊敬し合う良いチームプレーで4日間を戦い抜いた
だが、松山と石川の同級生コンビは、お互いの長所を最大限に活かすべく、力を合わせて戦った。松山のバッグを担ぐ進藤大典キャディ、石川のバッグを担ぐ佐藤賢和キャディ、2人の助言やサポートは日本チームの結束を固める大きな力になっていたはず。日の丸を掲げることを必死に目指した彼らのチームワークは素晴らしいものだった。
ところで、この「チームワーク」の概念は、お国柄や国民性の違いによって、ずいぶん異なるものらしい。2位に4打差を付けて快勝したデンマークのソレン・ケルドセンとトービョーン・オルセンの2人の力の合わせ方は、私たち日本人の感覚からすると、「ホント?」と首を傾げてしまうほどスタイルが異なっていた。
「アグレッシブにひたすら攻めていく」と心に誓ってスタートした最終日の前半、デンマークはなかなかスコアが伸ばせず、他チームの追撃にさらされた。6番でようやくバーディーを奪ったものの、8番では2人ともティショットを大きく曲げてボギー。この時点で2位タイグループとの差はわずか1打。それでも「後半に伸ばせると信じていたから、1打差はあんまり気に病んではいなかった」という考え方はケルドセン、オルセンどちらも同じだった。