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歴史的名勝負 ケプカの力を引き出した池田勇太【男子ツアーの深層】

2016年11月21日17時54分

池田勇太は、一時はB・ケプカと首位に並ぶ激闘を繰り広げた

 

池田勇太は、一時はB・ケプカと首位に並ぶ激闘を繰り広げた(撮影:米山聡明)

 歴史に語り継がれる名勝負。「ダンロップフェニックス」は最終日61のコースレコードタイを叩きだした池田勇太と、日本初参戦の世界ランク21位(当時)ブルックス・ケプカ(米国)が最後の最後までノーガードで打ちあう激戦の末に、ケプカが初タイトルをつかんだ。世界の力と日本の意地がぶつかり合った18ホールの裏にあった様々な要因。ツアー通算1勝でラウンドレポーターとして大会に携わったプロゴルファーの田島創志に聞いた。

ケプカと池田の激闘!「ダンロップフェニックス」をフォトでプレイバック

■17番、18番。ケプカのバーディを引き出したのは勇太

 フェニックスがこの日一番の大きなため息に包まれたのが17番パー3だった。トータル19アンダーで並んで迎えたこのホールで先に打った池田がピン左1.5メートルにつけると、ケプカは「8番アイアンのスリークォーター。もちろん池田選手がチャンスにつけていたのでプレッシャーはあったが上手く打てた」とそのさらに内側80センチにつけるスーパーショット。チャンスを決めきれなかった池田に対し、ケプカはバーディを奪って一歩リードを奪った。続く最終18番は2オンが可能なパー5で、飛ばし屋ケプカにアドバンテージがあるだけにここで一気に勝負が動いた。

 だが、最終18番の約2メートルのウィニングパットにしても田島は「あれを引き出したのも勇太だと思う」と語る。「勇太の後半で一番すごかったのが14番と15番。14番も打たなきゃ入らないラインだったし、15番の下りのスライスラインは合わせたら絶対入らないラインなので腹くくって打ったと思う。普通のプロゴルファーの感覚ではあのパッティングをあそこまで打ってこれない。あれでケプカが本気になった感じですよね」。

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